※EVENT or LATE SHOW 2回券2000円、3回券3000円、パスポート券をご希望の方は予約のフォームの備考欄にその旨、ご記入ください。
原発事故を経て、今までとは別の視点を持つ必要を感じた映像作家達が集まり、NOddINは結成された。各自の信念のもと、それぞれが自主制作にて映像作品を作り、それを媒介にして観客とともにこれからの日本を考えていく。
これまで東京、福岡での上映、展覧会、トークディスカッションを2回行い、多くの反響を呼んだNOddINの上映イベント&レイトショー!
【プログラムB】計27分 ※2/2 (日)、4(火)、5(水)のみ上映
島田大介「ただいま。」26:53
【プログラムC】計20分33秒 ※2/2 (日)、6(木)、7(金)のみ上映
丹下紘希「トーキョーミラクルラブストーリー」5:02
丹下紘希「シリーズ テレビの歴史( 176話/257話/300話)」4:59/3:21/7:11
ジャーナリスト堀潤が、いずれも過酷なメルトダウンを起こした福島第一原発事故(2011年)、米国のスリーマイル島原発事故(1979年)、そしてサンタスサーナ原子炉実験場事故(1959年)を取材。マスコミ報道されない半世紀の間に起きた日米のメルトダウン事故から見えてくる真相とは?時と共に風化されていく原発事故、しかし、依然として絶えない放射線被曝による健康被害の実態とは?忘れてはならない日米メルトダウンの現実を突きつける渾身のドキュメンタリー。
ジャーナリスト。1977年生まれ。’01年にNHK入局。「ニュースウオッチ9」リポーターとして主に事件・事故・災害現場の取材を担当。独自取材で他局を圧倒し報道局が特ダネに対して出す賞を4年連続5回受賞。’10年、経済ニュース番組「Bizスポ」キャスター。’12年より、アメリカ・ロサンゼルスにあるUCLAで客員研究員。日米の原発メルトダウン事故を追ったドキュメンタリー映画「変身 Metamorphosis」を制作。’13年よりフリーランス。NPO法人「8bitNews」代表。
311から2年半がたち、東京で放射能の話は風化しているようです。
政治やマスコミは経済の話と原発推進に熱心です。
おまけに放射能は目に見えないし、臭いもしない。
もし“真実が見える”双眼鏡があったらどんな風に東京が見えるでしょうか。
これは一つの過激なフィクションです。
There
福島第一原発の収束作業にあたる作業員は、いわば戦場の戦士のようにみえます。
しかも、薄給、劣悪な作業環境。
東京で風化しようとしている問題が、そこでは厳しい現実として存在しています。
漏れ続ける放射能。それを止めるすべは今はないとされています。
作業員は今日もバスに乗って終わりのない現場に向かっています。
映像ディレクター。1963年9月5日生まれ。東京造形大学美術学部卒。
大学卒業後、Ray、MTV japan、Vibeを経てフリーの映像ディレクターとなる。
原発事故を起こした日本人がその事故が収束していないのに原発を他国に売りつける事に心が痛んだ。
僕たちは心配し続ける。勝手に。
「心配する」という行動は国境を越えて伝わるのか?
他者のこの先を感じて考えて想いやる事が出来るのか?
政治を抜きにして、お互いの国を心配し合う。
それが国境や人種や宗教や経済を超えていったら素晴らしい事かもしれない。
一方でこれを作るのはとても勇気が必要だった。
他人を心配するだけのことが危険を孕んでいる現実に悲哀を持って語る作品。
どうして僕たちは未来を今の出来事より優先して感じることができないのだろう?
未来を想う、という行為は多くの人々がその人自身の今後の生き方に大きく関わる可能性がある。
マスメディアと逆行し、手紙を書くとは極めてパーソナルな行為で、最小単位のコミュニケーションメディアになる。
未来を想う、その行為をして初めて自分に起ってもいないことや、
自分が経験もしていないことを想像するのが未来と繋がる唯一の方法だと知るのです。
2040年頃に制作された未来の教育テレビ番組。
その頃、壊滅的状態の地球で環境破壊の一端を過去のテレビが担っていたのではないか?という疑問が持ち上がる。
それにより過去の「テレビ」批判が巻き起こり、「テレビの歴史」を紐解いていこうとした‥。
長寿番組として未来のお茶の間で人気を博したという。
そのシリーズの中で選ばれた特選を今回上映する。
カリカチュアのようにアイロニィーは政治や体制を別な角度から見る目を提供する。
今現在のテレビの在り方への疑問をパロディの手法を使って警告していき、これから先のテレビ自体の役割を考え直す。
90年代のトレンディドラマで描かれた華美な「夢の世界」
放射能だけでなく、PM2,5や光化学スモッグなどの空気の汚染が
進行しているであろう未来の日常の中でもトレンディドラマの世界が続く。
未来は今。
まるでSFのような現実世界に僕たちは翻弄され続けていることを示している。
映像監督/アート・ディレクター/人間。1968年11月24日生まれ。東京造形大学卒。2012年度で経営していた会社を一時休止。現在は映像の問題は「現実感の喪失」だとして映像との付き合いに疑問を持っているが、同時に映像を愛してもいる。
通学途中に見たタンポポの色
泥まみれで遊んだ近所の公園
下校途中にどこからかカレーの匂い
花火あの子と見た 夏のお祭り
独り泣いたブランコ 夜の電灯
小銭集め走った電話ボックス
どれも心に焼き付いてる
あたりまえだと思ってたあの町の風景
帰りたい 帰れない
あの町を辿る
映像作家。1972年8月2日生まれ。東京モード学園卒。子供の頃、大工の父に『0から造る喜び』を教わった。母親に『道は自分で決める事』を教わった。2人の娘に『地球を愛する心』を教えていく男。
僕が小学生の時、チェルノブイリの事故があった。
二度と忘れないだろうなと思っていたけれど、長い間忘れていた。
あの黒い煙を見るまでは。
未曾有の危機に直面している日本人にとって、こんな経験を共有し、先例として学べる人々はチェルノブイリを経験した人々をおいて他にない。
僕は科学者ではないし、技術的なことは語れない。
けれど生々しい人々の生活に基づいたもの、個人的な経験、目線を伝えることはできるかもしれない。
チェルノブイリの原発村、プリピャチ。
被居住区域に指定されたにもかかわらず、自ら生まれた土地に戻り住み続ける農夫、イワン。
彼の眼差しの奥から、僕らは何を学べるだろうか。
何を感じ取れるだろうか。
そして僕らは、何を忘れないでいられるのだろうか。
映像監督。1976年4月26日生まれ。上智大学卒。東京を拠点として、クロスカルチュアルな映像を、CM、ミュージックビデオ、映画他、ジャンルを問わず制作中。「いま本当に創るべき映像は何か」を考えた結果、志を近くするフィルムメーカー仲間と旗揚げをするに至る。
放射能や線量は目に見えない。例え除染をしてもそれらはまた知らぬ間に戻ってくる。ただそれは確かにそこにある。311福島第一の爆発とともに現れた化け物たち。
除染ビジネス、避難しようにもそれを許さない賠償システム、原発をこの後に及んで維持、輸出していこうとする政府やその力。放射能は見えないが、それによって炙り出された化け物たち。
放射性物質による汚染が日々進んでいるという現実とあんな事故があったにも関わらず変われない世の中の現実の狭間で僕たちは生きている。
本編はボロボロの国旗を逆光でとらえた映像から始まる。nhkの最後に流れる国旗の裏を見たら蝕まれ侵されていたことに気づく。
日常の普通の生活と福島を並列し、ラストに向かってそれぞれがこの美しい国を維持したい、また国というのは何なのか、守るものとは何なのか、考え感じてもらう。
映像作家。1980年12月27日生まれ。京都工芸繊維大卒。大阪市出身東京在住。2009年よりフリーランスでCM、MV、ShortFilmなどの映像を制作。物事の本質を映像で表現することを目指している。
言葉は人間の知性の証。
人間は文字というツールを使って、時間や空間を超えて何かを伝えようとしてきました。
自分が受け取る側に立たされる時、
どんな受け取り方をしても、今のところ私たち日本人は自由です。
3.11の後、それまでの受け取り方では受け取れなくなった言葉がたくさんあります。
広島/福島/東京の三箇所で撮影したそれらの「言葉たち」と風景を通して、今、何を感じるのか、そこに文字を刻んだ人は何を求めたのか、
何を読み取るべきなのかを見つめなおすための映像です。
映像監督。1984年4月27日生。宮城県仙台市生まれ、千葉県船橋市育ち。青山学院大学卒。P.I.C.S.を経て2013年よりフリー。MV、CMを中心に活動している。地球と映像の未来を考え続け、NOddIN参加に至る。
今から300年後。
東電原発事故はいまだ終息はしていない。
今も、なお、大気や海を汚染し続けている。
そこでは
私たちの子供たちが作業員として働いている。
防護服を着た私たちの子供たち。
私たちは、未来に、何をのこしたのか。
2013年、8月、現在、この地球が存続するかしないかの瀬戸際であり、
その最前線に立っているのは福島原発事故の終息作業にあたっている作業員の方々である。
現場では、一日8000人の作業員が働いている。
現場の労働環境は、技術者が一人ついて、素人が数十人で作業してるのが実情である。
作業時間に制限があり、所内作業リミットオーバーだと別な仕事を強いられる。
いるだけで、常に内部被爆しつづける。
近隣町村の除せん作業にもかり出される。
信じられないくらいの重労働。考えられない低賃金。
原発作業員は、命と引き換えに、私たちの生活を守っている。
おそらく、あと2、3年で作業員は足りなくなるだろう。
作業は今後、何百年も続く。
私たちは、未来に、何をのこすのだろう。
演出家/映像作家/写真家。1982年12月9日生まれ。映画、TV-CM、MusicVideo、等の映像作品を中心に活動。”think globally ACT locally”
自営で内装業を営んでいるチマトは、仕事もあまりなく新宿をフラフラしていた。
親を亡くし長野県に移らざるを得なかった高校生のスミレは心の整理の為に家族と共に育った地に行こうと決心する。
チマトの前に突然スミレが現れ、二人の南相馬までの旅が始まる。興味本位で始まった旅だったが、チマトは初めて訪れた被災地で見た景色を通して、今この時代に生きる意味をスミレと共に探しにいく。
映像監督、写真家。1974年11月20日生。 大阪府生まれ、2008年コトリフィルム設立。TVCM、MusicVideo、Short Filmを中心に活動中。
16:00受付開始/17:00開場
17:30〜 上映【プログラムA】計75分
18:45〜 先行上映『変身- Metamorphosis』(63分)
19:50〜 休憩(10分程度)
20:00〜 トークディスカッション(80分)
NOddIN:谷一郎、丹下紘希、関根光才、ショウダユキヒロ、佐藤亜美
ゲスト:堀潤監督
21:20〜 休憩/入れ替え(10分)
21:30〜 懇談会(60分)
22:30 終了予定
16:00受付開始/17:00開場
17:30〜 上映【プログラムA】計75分
18:45〜 上映【プログラムC】計20分33秒
19:05〜 上映【プログラムB】計27分
19:32〜 休憩(8分)
19:40〜 トーク1『311以降の「表現」について』(50分)
ゲスト:ヴィヴィアン佐藤(美術家、文筆家、ドラァグクイーン)
20:30〜 トーク2『1st Exhibitionを振り返って』(60分)
NOddIN:谷一郎、丹下紘希、島田大介、関根光才、ショウダユキヒロ、佐藤亜美
21:30〜 休憩/入れ替え(10分)
21:30〜 懇談会(60分)
22:30 終了予定
20:20〜 上映【プログラムA】計75分『NOddIN』
21:35~ トーク『311以後をめぐって~私たちは何をせざるをえなかったのか~』(60分) NOddIN:ショウダユキヒロ、柿本ケンサク
ゲスト:イルコモンズillcomonz (a.k.a.小田マサノリ)
22:35 終了予定
ブログ「イルコモンズのふた。」
イルコモンズ・チャンネル
原発事故後、いち早く作品を発表。「夢の原子力エネルギーから、悪夢の原発事故までの半世紀」を「サブカルチャー」の視点から回顧し、3.11以後の「カウンター・カルチャー」を展望した「アトミックラウンジ」展、「レヴェル7」といわれる現在の「終わらない異常な日常」を直視するために、サブカルチャー的な想像力によって構成した「レヴェル8」の世界を表現した「アトミックサイト」展では、伊東篤宏(美術家)、石川雷太(美術家)、山川冬樹(アーティスト)らが参加。多くのアーティストに反響を呼んだ。当日は「アトミックサイト」の作品を紹介し、311をきっかけに作品をグループで作ることとは何か? 作品づくりに本質に迫る。
20:20〜 上映【プログラムA】計75分
21:35~ 上映【プログラムB】計27分『ただいま。』
22:02~ トーク『311以後をめぐって~私たちは何をせざるをえなかったのか~』(50分) NOddIN:高橋聡、佐藤亜美 ゲスト:わたなべりんたろう
22:55 終了予定
公式サイト『3.11日常』
20:20〜 上映【プログラムA】計75分
21:35~ 上映【プログラムB】計27分
22:00~ アフタートーク&質疑応答 30分 NOddIN:並河 進、島田大介、佐藤亜美
22:30 終了予定
20:20〜 上映【プログラムA】計75分
21:35~ 上映【プログラムC】計20分33秒
22:00~ アフタートーク&質疑応答 NOddIN:丹下紘希(30分)
22:30 終了予定
20:20〜 上映【プログラムA】計75分
21:35~ 上映【プログラムC】計20分33秒
22:00~ アフタートーク NOddIN:丹下紘希、石井貴英、佐藤亜美(30分)
22:30 終了予定
日本をひっくり返して見てみよう。
これは日本のフィルムメーカーからの提案です。
NOddINは組織名ではありません。
NOddINは、今までと違う視点を持って生きていきたいと思う心の集まりです。
開かれたこの扉を、やがて様々な職業、様々な立場、
様々な意見を持つ人々がノックしてくれることを願っています。
NOddIN 賛同者一同