定員に達したため予約は締め切りました。当日は予約のキャンセル待ちでのご案内となります。
視覚障害者の人々は、暗闇の中でどうやって映画に触れて、どうやって「観ている」のか。まず、映像をOFFにして通常音声に視覚障害者用の副音声ガイドナレーションをつけてのヴァーチャル体験上映をします。
その後、今度は映像をONにして通常上映。それぞれの答え合わせをするのも面白いかも!?
上映後は、さらに『INNERVISION インナーヴィジョン』の核心に迫るトークショーを行います。視覚障害者は果たして映画を作れるのか?という疑問を、主演、監督、プロデューサーのそれぞれの角度から鋭くユーモアを交えて切り込みます!
『INNERVISION インナーヴィジョン』(2013年/カラー/45分)
監督:佐々木誠
出演参加クリエイター:
小林弘利(脚本家/『L change the WorLd』、『ブラック・ジャック』など)
山本清史(映画監督/『EDO OF THE DEAD』、『水霊 ミズチ』など)
小林正典(シネマティックディレクター/『バイオハザード6』など)
ロバート・ハリス(作家・DJ/『エグザイルス』、『ワイルドサイドを歩け』など)
副音声ガイドナレーション:中島朋人(鉄割アルバトロスケット)
企画:View-Net神奈川
製作:View-Net神奈川・佐々木誠
プロデューサー:新城直
製作協力:株式会社リコー 社会貢献クラブ/FreeWill
協力:虹とねいろプロジェクト
ベーシスト、作曲家として活躍する加藤秀幸は、先天的な視覚障害を持つため生まれたときから視覚の概念がまったくない。そんな彼がひょんなことからSFアクション映画を監督することに!? 映像作家の友人・佐々木誠がその企画に協力し、過程を記録する。
第一線で活躍する映像クリエイターたちを巻き込みながら制作はすすむが、「映像とは何か?」という根本的な問題が彼の前に立ちはだかる。
はたして「視覚がない男」は「視覚が必要とされる映画」を完成させることができるのだろうか?
いわゆる「かわいそう系」「がんばる系」「泣ける系」「元気でる系」といった『障害者のドキュメンタリー』の概念を完全に覆し、視覚障害者の<INNERVISION~内なる映像世界~>を描き出した過激かつ繊細な異色作。国内外で活躍する映像クリエイターたちが多数登場し、また『アバター』の為にジェームズ・キャメロン監督が開発したバーチャルカメラなど、普段なかなか見ることのできない最新鋭の映像制作システムの裏側も覗き見ることができる。
「視覚障害」というテーマにとどまらず、「映像制作」に興味があるすべての人におくる必見のドキュメンタリー!