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『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』トーク付き上映会(トーク出演:ECD、二木信)

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現在、アップリンクにて好評上映中の『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』。ラッパーのECD氏をゲストに迎え、トークショーの開催が決定!00年代以降の日本のヒップホップ/ラップをドキュメントした単行本『しくじるなよ、ルーディ』を刊行した二木信氏(音楽ライター)とともに、ATCQの魅力について語ります!!

トークゲスト:

ECD(ラッパー)

1960年生まれ。87年にラッパーとして活動開始、96 年には伝説のヒップホップ・イベント「さんピンCAMP」のプロデュースを経て03年からは自身のレーベルFINALJUNKYから作品を発表している。執筆活動も行なっており、著書には「失点イン・ザ・パーク」「ECDIARY」「いるべき場所」などがある。
http://www.myspace.com/finaljunky


二木信(ふたつぎ・しん)

1981年生まれ。音楽ライター。2013年1月18日に、00年代以降の日本のヒップホップ/ラップをドキュメントした単行本『しくじるなよ、ルーディ』(Pヴァイン)を刊行。共編著に『素人の乱』、共著に『ゼロ年代の音楽 壊れた十年』(共に河出書房新社)など。

「ヒップホップが好きなら、絶対に見なきゃな映画ですよ、マジで。」ANI(スチャダラパー)

『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』は、ヒップホップ史上最も革新的なアーティストの一組である、ア・トライブ・コールド・クエスト(以下ATCQ)を追った、マイケル・ラパポートによるドキュメンタリー映画だ。冒頭から繰り広げられる不穏な空気に、いきなりの絶句を余儀なくされるだろう。

 メガホンを執ったマイケル・ラパポートはこれまで映画やTVドラマを主戦場としてきた俳優であり、彼自身がファンであると公言するATCQのことを赤裸々に描く本作が映画監督としての処女作となる。2008年、ATCQ解散から10年を経て行われた再結成ツアーに同行したラパポートは、その道中の様子を包み隠さずストレートに切り取っており、それは作中の多くを占めるラパポート自身によるメンバーそれぞれへのインタビューも同様だ。ファンとしては耳を傾けたくないような発言も多く、それでもなお、ラパポートはATCQの歴史に何が起こっていたのか執拗に掘り下げる。中でもサンフランシスコでのライブにおけるバックステージでのティップとファイフの衝突は、固唾を呑みながら見守ることしか出来ないだろう。真実を追い続けたその結果は――。

 

これは、伝説とも言えるグループ内で起きたヒューマンドラマ。自分たちをグループではなく“トライブ”と呼ぶ彼らのことだから、なおさらだ。

2011年サンダンス映画祭正式出品
2011年トライベッカ映画祭正式出品
2011年AFI-ディスカバリー・チャンネル シルバードックスドキュメンタリー祭正式出品
2011年ロサンゼルス映画祭ドキュメンタリー映画観客賞受賞


『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』(2011年/アメリカ/英語/97分/カラー/原題『Beats, Rhymes & Life: The Travels of A Tribe Called Quest』(c) 2011 BEATS RHYMES & FIGHTS PRODUCTIONS LLC)
監督:マイケル・ラパポート「プリズン・ブレイク」シリーズ(出演)
編集:レニー・メシーナ『ビューティフル・ルーザーズ』 撮影:ロバート・ベナヴィデス 音楽:マッドリブ
出演:ア・トライブ・コールド・クエスト(Qティップ、ファイフ・ドーグ、アリ・シャヒード、ジャロビ・ホワイト)
コモン / ビースティ・ボーイズ / ザ・ルーツ / デ・ラ・ソウル / ジャングル・ブラザーズ ほか

マイケル・ラパポート(監督/プロデューサー)
ニューヨーク出身。1993年のサンダンス映画祭に出品された『ゼブラヘッド』でブレイクを果たした。それ以来、ラパポートは『トゥルー・ロマンス』『ハイヤー・ラーニング』『ビューティフル・ガールズ』『コップランド』そしてウディ・アレンの『誘惑のアフロディーテ』や『おいしい生活』など、40以上の著名な映画に出演している。2006年、その年のサンダンス映画祭でプレミア上映された『Special』での演技が批評家から絶賛を浴びる。また、「フレンズ」「ボストン・パブリック」「マイ・ネーム・イズ・アール」といったテレビシリーズでも存在感を発揮。大のヒップホップファンで、この『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』で映画監督デビューを果たした。