今回の上映作品は、デンマークのアフガン派兵に密着したドキュメンタリー『アルマジロ』。国際平和維持活動の名の下に派兵されたデンマークの若者たちが、戦争の最前線で何を見、感じ、どう変化していくかを克明に切り取った作品です。
徴兵制、防衛軍、など日本でも憲法改正の問題が取り沙汰されている現在、この映画のように大切な人を戦地へ送り出すことが現実になる日が来るかもしれません。戦争中毒にはまっていく若者たちの姿に、あなたは何を見ますか?
岩上安身さんのトークの後は、少し遅めの新年会があります。こちらもぜひご参加ください!
これが、戦争だ。アフガン戦争最前線アルマジロ基地。その映像(リアル)に世界が驚愕したドキュメンタリー。『プライベート・ライアン』『ハート・ロッカー』これらはフィクションだった。ゲームでもフィクションでもない、これが「戦争」の現実。
アフガニスタンの最前線アルマジロ基地。国際平和活動(PSO)という名の下に派兵されたデンマークの若い兵士たちに7ヶ月密着撮影を敢行した。アルマジロ基地はNATOが統率する国際治安支援部隊(ISAF)の一つでイギリス軍とデンマーク軍が駐留している。平和な都市生活から前線基地での軍務。タリバンを敵とする偵察活動という戦争の日常のなか、数回の交戦で極度の興奮状態を体験した若い兵士たちは戦争中毒に陥っていく。『ハート・ロッカー』の冒頭で「戦争は麻薬である」という言葉が流れるが、このドキュメンタリーではまさにそれが現実のものとして映しだされている。
監督・脚本:ヤヌス・メッツ
撮影:ラース・スクリー
編集:ペア・キルケゴール
プロデューサー:ロニー・フリチョフ、サラ・ストックマン
製作:フリチョフ・フィルム
▼アルマジロ予告篇