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緊急企画『大森靖子と豊田道倫の100分間/プレミア篇とゲリラ篇のツーマン、2ステージ』

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急告!
大森靖子、豊田道倫の二人のシンガーソングライターによるツーマンの開催が決定。しかも、一晩で公演を2回行う2ステージ制です。19時からの「プレミア篇」と21時半からの「ゲリラ篇」。共に100分間/65名限定で行われる、この濃密なスペシャルイベントをどうぞお見逃しなく。以下、大森靖子からの豊田道倫へのコメント、そして豊田道倫からの大森靖子へのコメントです。

 豊田道倫みたいになろうとするシンガーソングライターがことごとくスベってるのは、やっぱり豊田さんは自分のことしか歌わないでしょ、普通に生きてると、自分のくだらないとことか、危ないぶるとことか、風情感じてるぶるとことか、まあ恥ずかしいじゃないですか。それを徹底的にカッコよく魅せるセンス持ち合わせてる人なんてほぼいないと思うし、そもそもそこまで自己愛ないんですよ。私は真逆で、自分のこととかどうでもよすぎて、世代かもしれないですけど、誰見ても「あーこれ私だ」とか思っちゃうんです。だから全員のこと歌わなきゃみたいな。演じて憑依させるみたいな歌い方で。だからやっぱりどこまでも豊田道倫しかない豊田さんに憧れちゃうっていうか羨ましいです。
 付き合いの上では、意外にすごく人懐っこいなっていう印象があります。ちょっとメールが返ってこないとイジけたり、飲み会では他の女の子口説いてたくせに私には夜「大森さんが一番かわいかったよ」ってメールしてきたり、なんていうかヤリマン気質です。ヤリチンじゃないから憎めないという。それでいて先輩としてすごい面倒見がいいところがあって、このギター買えとか、この洋楽聴けとか、パロディのジャケはやめろとか、こういう人と付き合うのはやめなさいとか、過保護で勝手すぎることを言われて、なんかやっぱり嬉しいんです、そういうの上手くて、人垂らしだなーと思います。思いつめたときとか、すごい簡単にすくいあげる言葉をこぼしていくんですよ。斬新なやつ。ズルい女です。

大森靖子

 大森靖子を認識したのは、2007~2008年だったと思う。ぼくが加地等と一緒にライブをやってた場にいて、見るからにやり場のない何かを抱えていたが、そのほっぺたはアンパンマンのようにあどけなかった。その頃から歌は血液に溢れていた。痛い、と思ったり、惹かれたり、脅威に思えたり。今はドキンちゃんのようにコケティッシュになった大森さんの胸をかりて、今回の夜を最高のショウとなるよう頑張ります。

豊田道倫

▼大森靖子

(おおもり・せいこ)

2013年3月ファーストアルバム「魔法が使えないなら死にたい」を発売後、渋谷クアトロ弾き語りワンマンソールドアウト、アイドルのフェスTIF出演、戸川純とのツーマンソールドアウト、週刊誌フライデーでの連載開始など飛躍し、12月11日セカンドアルバム「絶対少女」発売。キレやすいイメージがあるけど本当は温厚、その向こう側の本当はまた別。
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▼豊田道倫

(とよた・みちのり)

1970年生まれ。1995年『ROCK’N’ROLL 1500』(TIME BOMB)でデビュー。その後、メジャー、インディーで通算20数枚のアルバムを発表。弾き語りソロ、バンド、セッションなど編成にこだわらず、強い歌をうたい続ける。プロデュース作も三輪二郎『レモンサワー』、オクノ修『出会ったとき~オクノ修、高田渡を歌う』など盛んに行う。今年は3月に3年ぶりのアルバム『m t v』(HEADZ)、歌詞とエッセイ集『たった一行だけの詩を、あのひとにほめられたい』(晶文社)を発表。来春発表予定のアルバムに向け制作中。好きなアーチストは、CAPSULEとマイブラ。