お待たせしました!5日間だけのアンコール上映決定!
★上 映『音の映画』(90分)17:30開場/17:40開始
⊿トーク 生西康典×萌 Moe and ghosts(30分)19:20~
★上 映『演劇』(100分)20:20開場/20:30開始
ゴースト・コースト・ヒップホップ・グループ、Moe and ghostsのラップ担当。2012年8月1stアルバム『幽霊たち』をUNKNOWNMIX/HEADZより発売。最近では、JAZZ DOMMUNISTERS(菊地成孔×大谷能生)アルバムに参加。生西さんとは2010年に知り合い、何作品かに参加。2011年、生西さんのイベント「Slide Zone vol.3」にてラップを披露したことが、Moe and ghosts活動開始の大きなきっかけとなった。
Moe and ghosts
★上 映『音の映画』(90分)17:30開場/17:40開始
⊿トーク 生西康典×冨永昌敬『パンドラの匣』『乱暴と待機』映画監督(30分)19:20~
★上 映『ダンス』(100分)20:20開場/20:30開始
1975年愛媛県出身。日本大学芸術学部映画学科の卒業制作『ドルメン』が2000年オーバーハウゼン国際短編映画祭にて審査員奨励賞を受賞。続く『ビクーニャ』が02年水戸短編映像祭にてグランプリを獲得。主な監督作品は『亀虫』(03)、『シャーリー・テンプル・ジャポン part2』(05) 、『パビリオン山椒魚』(06)、『コンナオトナノオンナノコ』(07)、『シャーリーの好色人生と転落人生』(08)、『パンドラの匣』(09)、『乱暴と待機』『庭にお願い』(10)、『目を閉じてギラギラ』『アトムの足音が聞こえる』(11)など。
20:20開場/20:30開始 『音の映画』(90分)
2010年/@東京都写真美術館
「第2回恵比寿映像祭」『歌をさがして』参加作品
――ここが何処だか知ってる?
暗闇の中でこだまする声と音。在らざるモノの気配と記憶。
構成/演出:生西康典
録音/編集:AO
出演(歌/声):さや(テニスコーツ)、山本精一、飴屋法水、大谷能生、相馬千秋、山川冬樹、吉田アミ、さとみ(ディアフーフ)、島田桃子、飯田芳、かわなかのぶひろ、グジェ・クルク、アリバート・アルガヤ、阿尾靖子、山元汰央 ほか
演奏:植野隆司(テニスコーツ)、今井和雄、勝井祐二、坂本弘道、L?K?O
ジングル:ククナッケ
演出助手:池田野歩
※上映開始10分から完全暗転での上映になります。完全暗転になってからの途中入場できませんので予めご了承ください。
2008年/@ スーパーデラックス
夜が明けると星たちは何処に行ってしまうのでしょうか?… 本当は存在しているはずなのに、僕らの目には見えないものたち。
演出:生西康典
出演:寺本綾乃
音楽:グーテフォルク、植野隆司(テニスコーツ)
アニメーション:稲葉まり、せきやすこ(onnacodomo)
映像:掛川康典
音響:稲荷森健
衣装:AOMI
ヘア&メイク:木村ミカ
(c) OOKI JINGU
2011年/@アサヒ・アートスクエア
「Whenever Wherever Festival 2011」参加作品
境界線は、越えられないものではないけれど、
越えた時には 何かしらの変化が起こる。
演出:生西康典
言葉:上野晃代
出演:白井剛、黒川モモ(寺本綾乃)、五十嵐千乃、さとうじゅんこ
美術:牧かほり、南志保
音響:稲荷森健
照明:仲西祐介
演出助手:池田野歩
(c) Hiromichi NOZAWA(CAPSULEOFFICE)
2009年/@ラフォーレミュージアム原宿
「HARAJUKU PERFORMANCE +2009」参加作品
沈黙と夢の淡いにゆらゆらとゆらめく光。
少女は何にみつめられ、何をみつけたのでしょう。
演出:生西康典
出演:点子、川口隆夫(dumb type)、吉田アミ
美術:西野哲也(手裏剣プロダクツ)
装置:南志保
ヘア&メイク:Mika + CHISHIN
効果音:ククナッケ、池田野歩
演出助手:伊藤大徳、池田野歩
2010年/@スーパーデラックス
やり過ごしたつもりでも、既に観てしまったことで何かは起こっている。
闇を見つめる三人の女。それを見つめるわたしたち。
演出:生西康典
出演:黒川モモ(寺本綾乃)、島田桃子、宇都宮萌、さや(テニスコーツ)、飴屋法水、JUNKO(非常階段)
音楽:大谷能生
美術:鈴木ヒラク
照明:掛川康典
照明装置:小町谷圭
演出助手:池田野歩
(c) YURIKO TAKAGI
■応援コメント:
オリジナル・シュルレアリストたちの、
キレがいいんだか悪いんだか、
突き抜けているんだか中途半端なんだか、
本質的なんだか枝葉末端的なんだかわからないテクストが好きで
(溶ける魚とシュルレアリスム宣言が一緒になってるとか)、
超現実主義ってマジ現実!イズムって訳すとちょうどいいと思うんだけど、
つまり、生西さんの作品は大好きです。
大谷能生(批評家/音楽家)
製作中はいつもこれが何なのかよく知らない、
知らないままだから結局、勘のようなもので関わる。
そして、終わってからもよく知らない。
だけど、全力を尽くすし、並々ならぬ集中力や忍耐が必要とされるし、
スタッフのみんなもボロボロだ。
演奏者としては、「星の行方」と「おかえりなさい、うた」で参加しました。
客で観たのは「Momo,Momoko,Moe et」です。
生西君とは、1回だけのライブとかでも結構一緒にやってて、
一緒にやるのは何でも大変です。
新宿の呑み屋とかジャズバーとかでも、とにかく色んな話をするし、
基本的には意見や感想が対立することが多いけど、それがいいんですよね。
「あれはいい、だっていいから」とか「これはダメ、嫌いだから」とか、
結局好みを主張するだけの子どもっぽいやり取りで終わったりして。
ライブや演劇みたいなものだと思うけど、
記録していたものを再生するってことは、今回は映画かな。
「星の行方」ならよく知ってる。
「おかえりなさい、うた」も参加してるから半分ぐらいは知ってる。
「Momo,Momoko,Moe et」は見たから2割ぐらい知ってる。
生西君のことは9割知ってる、たぶん。
この上映会を見たら、それぞれの作品のことは更に3割ぐらい知るかな?って思ってます。
今回のこういう公演の記録を、今こうして観れるっていうのは、
何だか不思議な気がしますね。
こんなことしていいのかな?生西くんの人生第2部終了みたいな?
植野隆司(テニスコーツ)
生西さんは、目がいい。
いろんな邪念や思惑にとらわれずに、すっと、人や空間や素材やもろもろの、
本当のところを見抜いてしまう。
だから、生西さんの言うことは、時に怖ろしい。
生西さんの仕事は、突き放しているようでいてみなどこか優しい。
いろんなことを見抜いてしまう生西さんには、
人を驚かしたり惑わしたり陥れたりするのはしごく簡単なことのはずなのに、
力づくで何かを伝えるのではなく、
何かが伝わる場を作ろうとするから。
岡村恵子(東京都写真美術館学芸員/恵比寿映像祭ディレクター)
生西くんのことを説明するのはとても難しい。
じゃあ誰だったら簡単なんだと言われると、
いや誰であれ説明するのは難しいですよねそれはと思うけれど、
でもやっぱり生西くんにはちょっと特別な難しさがあるんじゃないだろうか。
なんだろうそれは。ということをずっと考えている。
わからないなら考えなくてもいいんじゃないの?なぜわざわざそんなこと考えているの?という声もどこからか聞こえてくる。それでも考える。
たぶん生西くんの投げかけるものが、考えることをやめさせてくれないのだろう。
死ぬまで考え続けている気がする。
佐藤直樹(グラフィックデザイナー/アートディレクター)
生西さんの活動は、いつも気になります。
どこか自分と似たようなことを考えている気がして。
でも、実際はずいぶん違うんだろうな。
だから、なおさら関心があるのです。
七里圭(映画監督)
かつて山口小夜子さんとコラボレーションしていた頃から、
生西の創り出す世界は濃密で、
何重にも秘密が織り込まれていた。
そして「自らが創り上げた世界に、誰よりも焦がれる創造者の視線」が、
強く作品に絡みついている。
「手を伸ばし続ける者の崇高さ」を、オレは生西作品に感じるのだ。
乗越たかお(作家・ヤサぐれ舞踊評論家)
渋谷の「明日への神話」前で待ち合わせして初めてお会いした生西さんはその穏やかそうな風采とはうらはらに奇抜な迷彩柄のズボンをはいて重そうに荷物をひきずっていて油断ならぬ感じで向かった喫茶店で山口小夜子さんとの舞台作品の記録映像を見て私のために選曲したというコンピレーションCDRを3枚もくださって好んで聞いていたら気づけば生西さんの磁場の中にいた。NとSの間に立つ自分の中を磁力が行き交うみたいに非人間的であまりに人間的な極私的世界の剥きだしにうたれて酩酊しそうになるなかどうにでもなれ、と大丈夫、の両方の眼差しをこちらに向ける生西さん。
Moe and ghosts(ヒップホップグループ)
生西さん おかえりなさい うた じょうほうありがとうございました
◯◯日か◯◯日かに予定をたてています 生西康典の仕事 というのが佳いですね
虹も象もゴリさんもリスもバンビにもぐちゃん あり食いさんにこうもり白馬ことりたち
リンゴに蝶蝶に花 雲にあめ雪が綿菓子のようにふって暖かそう そうそう野うさぎさんも
みな うたで始まる
ならばそんなところにうたでおかえりなさいとむかえられたいとほっします
きょうはまだ庭をながめているだけでなかに入っていません うたを黙してハミング調子で
灯りをつけて 春のいちやの首つりに入ろうかと アップリンクたのしみにしています
首くくり栲象(アクショニスト)
生西さんの作品について考える…光の強さや手触りや耳の奥の残響は思い出されるのだけれど、それが何であったか、言い当てようとすると記憶は急に色褪せてしまう。
逢魔が時みたいな、何かと何かのあいだ、形になる前の時間を再演し続けている人。
藪前知子(東京都現代美術館学芸員)