イベント EVENT

映画『SOMEWHERE TO DISAPPEAR~アレック・ソスと往くアメリカの果て』トークライブ付上映会

詳細 DETAIL

ケルアックの『オン・ザ・ロード』的現代アメリカ写真の系統を引き継ぎ、いま世界中から注目を集めている写真家ALEC SOTH(アレック・ソス)。
先日9月に初来日を果たしたアレック・ソスですが、今回は豪華ゲストを迎え、彼を追ったドキュメンタリー映画上映会を緊急開催します!

It’s not running away
It’s about the desire to run away

自分だけの世界を見つける。

写真家アレック・ソスのプロジェクト「ブロークン・マニュアル」(不完全な手引書)は、現代アメリカの資本主義社会から逃避を続ける人たちの生活を4年間にわたり撮影した作品だ。ある者は廃墟のような山小屋に、ある者はうすぐらい洞窟に、またある者は広大な砂漠に居を構え隠遁していた。

アメリカの奥地で、ひっそりと暮らす彼らはなぜ俗世間からのドロップアウトを図ったのか。果たして彼らは、自分だけの世界、ユートピアへ往くことはできるのか。逃避者たちに寄り添い、家族のように身近な存在にまで親しくなったアレックは彼らの生活に何を感じたのか。
この映画はアメリカの果て、つまりは資本主義社会のどん詰まりからの逃避願望を抱えた写真家が、被写体である逃避者たちに魅了され混ざり合ってゆく過程をフォーカスしたドキュメントである。

『SOMEWHERE TO DISAPPEAR~アレック・ソスと往くアメリカの果て~』(英語/カラー/57分)

<アレック・ソス>
1969年アメリカ生まれ。ミネアポリス在住。2004年にマグナムに参加、2008年より正会員。「オン・ザ・ロード」的現代アメリカ写真の系統を引き継ぎ、早くからコンテンポラリー・アートの世界で注目を浴び、現在は世界中から注目される写真家。2013年9月には初来日も果たした。2003年のサンタ・フェ写真賞を受賞。サンフランシスコ現代美術館、ヒューストン現代美術館、ウォーカー・アートセンター等の美術館に作品が所蔵されている。また、ホイットニービエンナーレ(2004)、ジュ・ドゥ・ポム(Paris, 2008)など、世界各地で数多くの展覧会を開催している。主な写真集に「Sleeping by the Mississippi」(2004)、「Niagara」(2006)、「The Last Days of W」(2008)、「Broken Manual」(2010)などがある。2008年には、Little Brown Mushroom という出版社を自ら立ち上げ、優れた写真集を数多く出版している。
ゲストトーク
10/18(金) ゲスト:若木信吾(写真家)x 太田睦子(IMA編集長)
10/19(土) ゲスト:鈴木理策(写真家)x 吉永マサユキ(写真家)
10/20(日) ゲスト:佐内正史(写真家)× 大森克己(写真家
10/21(月) ゲスト:都築響一(写真家/編集者)