カルチャーサイトwebDICEと映画 『タリウム少女の毒殺日記』とのコラボレーション企画。
企業や組織に属さない自由や、自らが属するコミュニティの中に価値を求めていく在り方など、「幸せ」の在り方が多様化し、変化を遂げている現代。土屋豊監督は新作『タリウム少女の毒殺日記』で、管理社会の窮屈さを自らのケータイのカメラで軽々と飛び越えていく女子高生の視点から、「システムと人間」「プログラムと生命」について新たな考察を加える。今作を題材に、注目の論客たちが2010年代における「幸福」とは何かを語る。
出演:朝井麻由美(ライター・編集者)、土屋豊( 『タリウム少女の毒殺日記』監督)
朝井麻由美(あさいまゆみ)
1986年東京生まれ、東京育ち。東京都立西高等学校、国際基督教大学教養学部教育学科卒業。
SPA!、DIME、サイゾーなどで執筆。体当たり取材を得意とし、トレンドからサブカルチャー/女子カルチャー、グルメや雑貨まで幅広いジャンルを手がける。
近著[構成担当]に『女子校ルール』(中経出版)。
https://twitter.com/moyomoyomoyo
土屋 豊(つちやゆたか)
1966年生まれ。1990年頃からビデオアート作品の制作を開始する。同時期に、インディペンデント・メディアを使って社会変革を試みるメディア・アクティビズムに関わり始める。ビデオアクト・主宰/独立映画鍋・共同代表。
1999年、異色の長編ドキュメンタリー『新しい神様』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で国際批評家連盟賞特別賞を受賞。劇場公開でもロングランを記録。2003年、長編フィクション『PEEP”TV”SHOW』がロッテルダム国際映画祭で国際批評家連盟賞、モントリオール国際ニューシネマ映画祭で最優秀長編映画賞、ハワイ国際映画祭でNETPAC特別賞を受賞するなどし、海外でも劇場公開され、国際的な注目を集めた。2007年には、『遭難フリーター』(監督:岩淵弘樹)のプロデュースも手がけた。
独立映画鍋公式サイト
第25回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞受賞
第42回ロッテルダム国際映画祭「Bright Future」部門正式出品
物語なんて ないよ。プログラムしか ないんだよ。
2005 年、タリウムによる母親毒殺未遂事件が起きた。
世間を騒がせた「タリウム少女」が綴ったブログには、動物を観察するのと同じように、母親を観察する記録が存在した。そのブログからは、全てを傍観する「観察者」としての少女の一面が浮かび上がってくる…。
そして今、彼女をモチーフにして≪架空のタリウム少女≫が作り出された。
新たに作り出されたタリウム少女は、あらゆるシステムを飛び越え、本当の自由を手にするためにある決断を下すのだった。
監督・脚本・編集:土屋豊
出演:倉持由香、渡辺真起子、古舘寛治、Takahashi
特別出演:住田正幸(広島大学大学院理学研究科附属両生類研究施設・教授)、松岡孝明(湘南美容外科クリニック・副総括院長)、八代嘉美(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所)、伊藤通朗(日本ラエリアンムーブメント・代表)
撮影:飯塚諒
制作:太田信吾、岩淵弘樹
エンディング曲・挿入歌:AA=
大澤真幸さん(社会学者)登壇のPART 2の情報はこちら
https://shibuya.uplink.co.jp/event/2013/13287