パリス・セレクション②
世界からの新しいイメージ
2013年2月にパリのポンピドゥー・センターで行われたフェスティヴァル「オール・ピスト・パリ」での上映作品からのセレクション。ドキュメンタリー、コンピューター・アニメーションまで幅広いスタイルの映像を見ることができる。ほぼすべての作品が日本初公開!
▼上映作品①
『クリエーション』(イギリス/2012年/14分/英語)※日本語字幕
監督:ベン・リヴァース
世界の起源は何ですか? なぜ豚は4本足で歩くのですか? なぜ火山はここですか? ベン・リバーズは、バヌアツ共和国(南太平洋)の3神話の物語を探る。彼のエキスチャー映像は、時代を問わない。
▼上映作品②
『あなたの国は存在しない』(アイスランド/2011年/16分/アイスランド語)※日本語字幕
監督:リビア・カストロ/オラファー・オラフソン
オペラ歌手が“あなたの国が存在しません” (“il tuo paese non esiste”)と言う曲をヴェネツィアの観光客へ様々な言語で歌いながら挨拶するシーンで始まる。スペインとアイスランドの二人組Libia Castro & Ólafur Ólafssonは、政治、社会経済、そして個人的な要素がどのように人々の人生に影響するかを表すと同時に現代文化の複雑な関係を探る。
▼上映作品③
『自由世界の2人のロシア人』(アメリカ/2012年/30分/英語)※日本語字幕
監督:エリク・モスコウィッツ+アマンダ・トラジェー
ロシア人の億万長者が貧乏なパフォーマンスアーティストに出会う。お互いに話すことは、あるのか? 仲良くなっていき、友情が芽生える、インスピレーション、愛、と株式市場のアーティスティックなストーリ。
パリの文化複合施設、ポンピドゥーセンターが2006年より毎年冬に開催しているアートイベントも日本で開催されるようになってから3年目を迎えます。フランスのスキー競技で“枠にとらわれず自由に雪山を滑走する”種目を意味する『HORS PISTES(オール・ピスト)』と題されたこのイベントは、普段鑑賞の機会が少ない短・中編映像作品の紹介を中心に、アーティストによるワークショップ、 シンポジウムの開催などを通して、表現の多種多様性を知覚・共有する新しいタイプの複合的なコミュニケーションプログラムです。パリ本国での昨年度および本年度の上映作品からの特別にセレクトした作品群に加え、アジアで制作された映像に焦点をあてた日本のアーティストの作品を織り交ぜたオリジナル上映プログラム とシンポジウム、そしてフランスよりアーティストが来日してのワークショップ開催。ここ東京とパリから、表現の領域を豊かに広げゆく、あらたなチャレンジがスタートします。
公式サイト(日本語)http://www.horspistestokyo.com/ja
公式サイト(英語) http://www.horspistestokyo.com/