6月22日より神宮前「GALAXY – Gingakei」で“専門店”を期間限定オープンする、フランス・マルセイユの特殊出版機関「ル・デルニエ・クリ」の首領パキート・ボリノが、特殊漫画家大統領のレギュラーイベント「映像夜間中学」に登場。しかもこの日は根本学長の誕生日前夜! 共にアーティストでありながら、作品の制作のみならず自らを取り巻く状況自体を作ること/変えることにも情熱を燃やす両者による、この貴重な日仏特殊首脳会談をどうぞお見逃しなく。
『映像夜間中学』は特殊漫画家・根本敬さんが映像や音源などの資料を駆使して最新のイイ話を立体的に紹介するライブトークショーです。本校は入学手続き一切不要、中途入学大歓迎!
(特殊漫画家/幻の名盤解放同盟/ハッテンバプロダクション/蛭子劇画プロダクション・チーフアシスタント)
《ゲスト》
(Le Dernier Cri主宰/from Marseille, France)
スノッブなアート界や既存の出版システムに媚びる必要のない“自由な出版”を自らの表現と定め、南仏の港町マルセイユに構えるアトリエ=印刷所より真にプリミティブ且つ高純度のシルクスクリーン刷りアートブック/ポスターを世に送り出し続ける確信犯的“出版芸術家”、パキート・ボリノ。
彼の主宰する「Le Dernier Cri」(デルニエ・クリ=最後の叫び)とは、彼がその才を見出した無名(だが、たいへん強力な作風)のアーティストたちと組むチームの名前であり、自身の営むアトリエの屋号であり、彼の出版芸術という行為自体につけられたタグである。
パキート・ボリノはデルニエ・クリの活動を通して、これまでにブランケ、フレドックス、レティシア、ステュメッド、アンディ・ボリュスといった欧米中の異才・鬼才たちを紹介してきたが、彼は、ここ日本でも独自の表現活動を行う太田螢一、根本敬、市場大介、セキタニ・ノリヒロといったアーティストたちにもいち早く注目し、彼らのアートブックやポスターを製作/出版することで交流を育んできた。
「流行とは全く無関係に一生を通して自分のことをしている人々が、僕の心を打つ。ギャラリーで展示することもなく、公の場で発表する機会もなく、自分の為だけに、他人に媚びることなしに、一生我が道を行く人こそ評価したい」(「骰子」25号掲載のインタビューより抜粋)
パキート・ボリノ webDICEインタビュー(2010年当時)
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※映像夜間中学は7月より最終金曜日の開催になります。来月の開催日は7/26(金)となりますのでご注意下さい