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緊急上映!マーク・プティジャン監督来日『核の傷』トーク付き上映会

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軍医として広島の原爆投下に遭遇し、被爆者の治療や核廃絶に献身する医師の姿を追ったドキュメンタリー映画『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』のマーク・プティジャン監督がフランスから次回作の撮影のために来日します。次回作のタイトルは『HiroshimaからFukushima 肥田舜太郎医師95歳の肖像』。映画の制作資金を募るプロジェクトもモーションギャラリーにて実施中です。この機会に『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』の上映と、監督のトークショーを開催します。

マーク・プティジャン監督最新作『HiroshimaからFukushima 肥田舜太郎医師95歳の肖像』予告編

【上映作品】

『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』(フランス/2006年/日本語・英語/53分)
監督・脚本・撮影・録音:マーク・プティジャン
助監督・編集:瀬戸桃子
製作:オンライン・プロダクションズ
日本版ナレーション:染谷将太

自身の被曝体験を原点に、戦後68年間、被曝者治療と核廃絶運動に献身し、内部被曝の実相を訴え続ける現在96歳の肥田舜太郎医師の歩みを追ったドキュメンタリー作品

『311以降を生きる:肥田舜太郎医師講演より』(日本/2012年/27分/アップリンク)
福島原発事故から1年、放射性物質は列島の隅々まで飛散し、すでに安全な場所はない日本でどう生き抜くかを説く肥田医師の講演のエッセンスを記録。


マーク・プティジャン監督 プロフィール
1951年、フランスのパリに生まれる。ドキュメンタリー映像作家、舞台美術家、写真家。1970年代以降、写真と映像を通してパリのボブール地区における社会的・建築的変化をとらえる。初期にはアートやクリエイションをテーマにした映像作品を多く手がけるが(「Renzo Piano」「César」「Les Beaux-Arts à l’école」)、2000年以後は、「Police Académie」、「Délocalisation」など社会的・経済的・政治的な現実と直面する個人に焦点をあてた作品が中心を占める。本作『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』(原題/Blessures atomiques)は、2006年のトロント世界映画祭で「若者審査員賞」を受賞。近年、日本への関心と愛着の高まりと共に、2010年に『東京フリーター』、2012年に『人間国宝』を撮影している。