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釣崎清隆ショックメンタリー不定期上映会「BLACK SUNDAY ─ 暗い日曜日」Vol.5 ◆『ウェイストランド』『死化粧師オロスコ』上映+トーク(トーク出演:釣崎清隆、森下くるみ)

詳細 DETAIL

釣崎清隆ショックメンタリー不定期上映会
「BLACK SUNDAY ─ 暗い日曜日」Vol.5

上映作品
『死化粧師オロスコ』(17:00開場/17:15より上映〜トークショー)
『ウェイストランド THE WASTELAND』(20:30開場/20:45より上映)

トーク出演
釣崎清隆森下くるみ(女優・作家)

死体カメラマン・文筆家の釣崎清隆がこれまでに手がけてきた映像作品を特集する上映会「BLACK SUNDAY ─ 暗い日曜日」。第五回目の開催となる今回は、観る者すべてにむき出しの死と生を突きつける映像シリーズ“ショックメンタリー三部作”の最新作にして最終章である『ウェイストランド』と、三部作の原点にして最高傑作の呼び声が高い『死化粧師オロスコ』を上映します。

『死化粧師オロスコ』上映終了後にはゲストに森下くるみさんを招いてのトークショーを開催。


『死化粧師オロスコ』
(1999-2005年/100分/カラー/ステレオ/4:3)

監督・撮影:釣崎清隆
撮影協力:アルバロ・フェルナンデス・ボニージャ
編集:三枝進、釣崎清隆

日本で唯一無二の死体写真家、釣崎清隆が愛と暴力の天地コロンビアに魅せられ、その国の中でも特に危険なボゴタのカルトゥーチョと呼ばれるゾーンに導かれ、そこにある葬儀屋街で老エンバーマー、フロイラン・オロスコと出会った。
月に100体近くの死体をエンバーミングするオロスコの前職は警察官として農民、自由党員を迫害した過去があったという。釣崎はエンバーマーという職業とコロンビアの血まみれの現代史を生き抜き、暴力の犠牲になって死んでいった人々をエンバーマーとして数知れず弔ってきたオロスコという人間に強い印象を受けた。カルトゥーチョに潜入し、3年に及ぶ長期取材を敢行し、一人のエンバーマーの取材を通じて血と暴力の本質に挑んだ。
これは単なる死体映画ではない。人間の生と死、尊厳と猟奇を問う残酷物語であり、あまりに衝撃的な愛と暴力の映像叙事詩である。社会派かグロか?美か悪趣味か?判断するのはあなただ。


『ウェイストランド THE WASTELAND』
(2012年/日本/80分/カラー/ステレオ/4:3)

監督・撮影・編集:釣崎清隆
音楽:コラプテッド“El Mundo Frio”(H:G fact)

『死化粧師オロスコ』(1999年)、『ジャンクフィルム 釣崎清隆残酷短編集』(2007年)で世界を華麗なる衝撃の淵へ誘った死体写真家、釣崎清隆が送るショックメンタリー三部作最終篇。関西メタル/ハードコア・シーンから世界に轟く孤高のバンドCorruptedが2005年に発表した72分のフルレングス・アルバム『El Mundo Frio』に一目惚れした釣崎が、この10年に世界の危険地帯で収録したショッキング・フッテージを併走させて縦横無尽のコラージュを紡ぎ、重爆音で世界の絶望に慟哭する壮麗なる映像叙事詩。