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『ブラック企業にご用心!- 就活・転職の落とし穴』上映&トーク トークゲスト: 土屋トカチ(映画監督)、川村遼平(NPO法人POSSE事務局長)

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ブラック企業。インターネットの掲示版から派生したこの言葉は、法律を無視して労働者を搾取し、その尊厳を奪う企業のことを指す。

 2008年に26歳の新入女性社員が自死したワタミ過労自死事件、同じ年に起きた民間気象予報会社ウェザーニューズ過労自死事件、コンビニエンスストアSHOP99の「名ばかり管理職」事件、フォーカスシステムズの飲酒事故裁判に象徴されるSE業界に蔓延する超長時間労働…..。普段利用する商品やサービスの現場で引き起こされている事件の数々はあまり知られていない。事件の当事者・遺族、専門家へのインタビューと、ブラック企業研修ドラマによって、ブラック企業の実態と、それを生み出す社会構造を明らかにしていく。

トークセッション『ブラックな社会を打ち破る術』紹介
デビュー作『フツーの仕事がしたい』で数々の賞を受賞した土屋トカチ監督と、若い人びとからの労働相談にのり、社会に対して労働問題についての情報発信も行っているNPO法人POSSE川村遼平事務局長をゲストに迎えたトークセッション。来場者からの質問・アイデアも交えて、ブラックな社会を打ち破る術を模索する。

<上映作品>

『ブラック企業にご用心—就活・転職の落とし穴』
(日本/2013/日本語/カラー/36分)
監督:土屋トカチ 
監修:ブラック企業大賞実行委員会
制作:アジア太平洋資料センター(PARC)
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/black.html

ゲスト プロフィール

土屋トカチ 1971年京都生。映画監督。新聞配達・書店員・工場請負作業員・日雇い労働を経て、99年より映像制作を開始。同時期、現所属事務所の映像グループ ローポジションのメンバーと出会う。劇場デビュー作『フツーの仕事がしたい』(08年)は、英国・第17回レインダンス映画祭、UAE・第6回ドバイ国際映画祭において、グランプリを受賞。国内外の映画祭で評価された。労働者のネットワーク「レイバーネット日本」の事務局長も務める。


川村遼平 1986年千葉県生。労働相談を中心に若者の貧困・格差問題に取り組むNPO法人POSSE(ポッセ)事務局長。東京大学大学院博士課程在籍。共著に、森岡孝二編『就活とブラック企業』、今野晴貴・川村遼平『ブラック企業に負けない』、児美川孝一郎編『これが論点! 就職問題』。