◆8月31日(金)に2プログラム開催!
Aプログラム 18:30開場/18:40開演
Bプログラム 20:50開場/21:00開演
18:40~ 上映 『kasanegafuti』、『×(かける)4』(ゲスト作品:万田邦敏監督作)
20:00~ トークライブ ゲスト:高橋ヨシキ(デザイナー・ライター)
三遊亭円朝『真景累ヶ淵』をわずか27分間に凝縮し、むき出しにする試み。西山洋市が取り組み続ける“髷を着けない時代劇”の最新作。
『UNLOVED』『接吻』の万田邦敏が描く過酷な青春群像劇。4角関係に決着の時が訪れるクライマックスが圧巻!同じ高校に通う、直子(砂野安紀)、翔子(梓未來)、優太(苧坂淳)、健二(秋元貴秀)の4人。翔子と恋人関係だった直子は、まともな異性愛を求めて優太に心を寄せる。しかし優太は翔子に想いがあり、二人の関係を知らないまま、直子に翔子を紹介して欲しいと迫る。翔子は直子の心変わりをなじる。一方、健二はひたすら直子に片想い…。出口の見つからない4角関係。辛く苦しく悲しい青春。
21:00~ 上映 『love machine』、『旧支配者のキャロル』
22:30~ 監督トーク ゲスト:西山洋市、古澤健、高橋洋
前作『making of LOVE』に続く古澤健の男の“LOVE道”。本能のままに女を追いかけ回すの主人公の姿はまるで古典落語の人物がそこにいるかのようである。
『リング』『恐怖』の高橋洋が見出した“真の人間ドラマ”。「20世紀には恐怖だったものがドラマに変わる瞬間!」(Phew)。
西山洋市
1959年、神奈川県生まれ。「おろし金に白い指」(高橋洋脚本、1991)、「ぬるぬる燗燗」(1992)、「ぬるぬる燗燗の逆襲」(1992)、「ホームビデオの秘かな愉しみ」(1993)など実験的なTVドラマでキャリアをスタート。1996年にピンク映画としてリメイクされた『ぬるぬる燗燗』も含めた「ぬる燗」シリーズは『桶屋』(2000)、『INAZUMA稲妻』(2005)、『死なば諸共』(2006)を経て『kasanegafuti』に至る「現代劇の皮をかぶった時代劇」の萌芽。97年の『痴漢白書劇場版II』は「青春メロドラマ」であった。その他の監督作に『完全なる飼育 愛の40日』(2001)、『稲妻ルーシー』(2004)、『運命人間』(2004)、『グロヅカ』(2005)、自主製作の『吸血鬼ハンターの逆襲』(2008)など。共同脚本作品として黒沢清監督『蜘蛛の瞳』(1998)、塩田明彦監督『月光の囁き』(1999)がある。
古澤健
1972年、東京都生まれ。大学卒業後に製作した『home sweet movie』が、1997年度のPFFで脚本賞を受賞。同年、映画美学校に入学し、黒沢清、高橋洋、塩田明彦らに学ぶ。1998年に卒業作品として監督した『怯える』がフランスのクレルモンフェラン短編映画祭に招待される。その後、演出助手として、黒沢清監督『回路』、瀬々敬久『RUSH!』等の現場に参加する。 2002年、瀬々敬久監督『超極道』で脚本家デビュー。黒沢清監督『ドッペルゲンガー』の脚本を経て、2004年『ロスト☆マイウェイ』で劇場用映画監督デビュー。主な監督作品に、『オトシモノ』(2006)、『トワイライトシンドローム デッドクルーズ』(2006)、『making of LOVE』(2010)がある。2011年公開の『アベックパンチ』での人気コミック映画化をはじめ、待機作『Another アナザー』、『今日、恋をはじめます』などいずれも話題を呼んでいる。