イベント EVENT

オハッド・フィショフ「A Lecture on Architecture」

詳細 DETAIL

出演:オハッド・フィショフ パフォーマンス

★パフォーマンスの後にQ&A、トークあり
トークゲスト : 束芋
司会 : 飯名尚人(Dance and Media Japan)


バットシェバ舞踊団の音楽担当、美術家とのコラボレーションなどクロスオーバーな活動を展開するオハッド・フィショフの「建築について」の最新パフォーマンスを上演

音楽と建築とSFのポエティックな交差点が現出するライブ・イベント

長年バットシェバ舞踊団(イスラエル)の音楽担当として世界的振付家オハッド・ナハリンの芸術哲学の一端を担い、自らもバンドを率いて活躍、また美術家たちと世界各地の国際展のオープニングイベントを飾るなど、クロスオーバーな活動を展開するオハッド・フィショフ。  彼の最新パフォーマンスは、その名も「建築について」。テキスト、映像、その他テクノロジーを駆使して、音楽と建築とSFのポエティックな交差点を現出させるライブ・イベントです。イスラエル建築アーカイブとのコラボレーションにより、60年代から70年代のユニークな建築写真をコラージュ。自然の記憶やイマジネーションが交錯する不思議な世界は、まさにオーディオビジュアルによる瞑想の境地といえるでしょう。


2006《FURO》

アニメーション : 束芋
美術・音楽 : オハッド・フィショフ
振付 : オハッド・ナハリン


主催:イスラエル大使館 / Body Arts Laboratory
協力:UPLINK


オハッド・フィショフ Ohad Fishof
音楽、ダンス、映像、パフォーマンス、インスタレーションなど多岐のジャンルにわたり活動しているアーティスト。イスラエルの先駆的アート・ポップ・バンド、Nosei Hamigbaatのミュージシャンとして活動を始め、その後、ダンス、パフォーマンス、アートインスタレーションへの楽曲提供をしながら、活動の幅を音楽以外へのジャンルへも拡げ、1997年には、ロンドンのラバンセンターでダンスの修士号を取得。その後数年にわたりロンドンでダンス、パフォーマンス、また映像と音によるインスタレーション作品を製作しつづけ、2001年にはUri Katzensteinとの共同作品をヴェニス・ビエンナーレで発表。ここ10年では、即興ライブ、サイトスペシフィック・パフォーマンス、ビデオアニメーション、ダンス、サウンドトラック作品など、身体をベースとしたユニークな時間芸術作品を展開している。2007年にIshai Adarと結成したデュオグループBney Hamaでは、サーキトベントやボーカルを務め、2008年にはイスラエル文化エクセレンス財団の受賞アーティストに選ばれる。

バッドシェバ舞踊団とその芸術監督であるオッハド・ナハリンの長期にわたるコラボレーターであり、《Three》《MAX》《Seder》《Furo》《Telophaza》の作曲をてがけ、《Telophaza》および、音楽監督も務めたナハリンのソロ作品《Playback》ではドラマトゥルクとして参加。また、Gaga、ナハリン独自の動きを教える教師として、日本、アメリカ、スイス、ドイツ、イスラエルでワークショップを行う。現在、テレアビブを拠点とし、Hamidrahsa 芸術大学、ベツァルエル美術デザイン学院で教える。
http://www.ohadfishof.com

◆主な作品

2006《A Sloow Walk for Longplayer》

Artangel委託作品(ロンドン)

2010《The Sauna》

ペタティクバ美術館で行われ、アメリカのオハイオ州大学舞踊科のゲストアーティスト奨学金を授与された(イスラエル)

2011《Abduction》

2011年エルサレム映画祭、実験映画部門金賞受賞の短編映画



束芋
1975年兵庫県生まれ。1999年、京都造形芸術大学卒業制作として発表したアニメーションを用いたインスタレーション作品「にっぽんの台所」がキリン・コンテンポラリー・アワード最優秀作品賞受賞。以後2001年第1回横浜トリエンナーレ、02年サンパウロ・ビエンナーレ、06年、シドニー・ビエンナーレ等数々の国際展に出品。主な個展に「ヨロヨロン」(2006/原美術館)「断面の世代」(2009/横浜美術館、2010/国立国際美術館)。映像インスタレーション作家。2011年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家へ選出され、新作「てれこスープ」(2011)を日本館で発表。長野県在住。