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OPEN FACTORY企画第45弾 『「KANANA KANU」~カリンガを知る~ by EDAYA』

詳細 DETAIL

クリエイター、映画製作者、イベンター、ミュージシャン、NPOなどの活動をサポートする趣旨でUPLINK FACTORYを無料貸し出しする企画「OPEN FACTORY」。その第45弾企画が2012/7/17(火)に開催されます。

上映作品:『KANANA KANU』(2012/フィリピン共和国/90分)
トーク・パフォーマンス:山下彩香(EDAYA)


日本初上陸!
フィリピン・ナショナル・フィルム・フェスティバル ノミネート作品


◆映画『KANANA KANU』から知る先住民カリンガの今とむかし
フィリピンで今年脚本賞をとり、National Film Competitionにノミネートされた日本初上陸の自主映画「KANANA KANU」を上演します。
映画の上映の他、カリンガ楽器によるパフォーマンス、EDAYAの山下彩香による映画の様々な場面で描き出される先住民カリンガの人々の生活についてや撮影の裏話についてのトーク、EDAYAプロデュースのブランドEDAYA ARTSよりアクセサリー・楽器販売を予定しております。

今回この企画を主催するEDAYAは日本人、山下彩香とカリンガ族エドガーバナサンによるユニットで、アートを通して無形文化を守ることに貢献しようと、独自の視点で活動を展開しています。映画ではアートディレクションを担当しました。

◆『KANANA KANU』ストーリー
フィリピン、コーディリエラ地方。カリンガ族が住む小さな村が舞台。昔から伝わる叙事詩を独特のメロディーに乗せて詠唱する「ULLALIM(ウラリム)」をキーワードに現在と過去が交差していく・・・ロマンチックな物語を再現する「過去」は、首狩り族として有名なカリンガ族の勇敢闘う迫力のあるシーンが圧巻です。一方、「現代」は、主人公の青年ジョンの視点から昔ながらの生活が残りつつも、文明化の影響を受ける、ありのままの村の様子を緻密に描き出します。

◆Jocelyn Banasan Kapuno(映画『KANANA KANU』 監督)
フィリピン北ルソンの山岳地方、カリンガ州出身の映画監督。1988年、初の監督作品「SIDEWALKS」が第11回東京ビデオフェスティバルで日本ビクター社長賞を受賞。1992年「AFTERSHOCKS」が同フェスティバルで特別賞を受賞。その後NGOコーディリエラ・グリーン・ネットワークにてドキュメンタリー「WHISPER OF THE FOREST」を制作するなど。本作品「KANANA KANU」は2012年にFilm development council of the Philippines より脚本賞を得、6月29日よりダバオ市で開催されるNational Film Festival で初上映される。日本へは初上陸。


【EDAYA】
2011年4月フィリピンパギオで誕生した山下彩香、Edgar Banasan(エドガー・バナサン)によるユニット。“アートを通して無形文化遺産を守る”をミッションとして掲げ、そのファーストステップとしてコーディリエラ発のブランドEDAYA ARTSを立ち上げるなど、活動を展開しています。

EDAYA website http://edaya-gem.com/
EDAYA twitter https://twitter.com/#!/edaya_gem

●山下彩香
東京大学を卒業後、それまで隠してきた左耳が聞こえない事、表現活動への潜在的欲求をベースに「マイノリティと芸術」というテーマでフィリピンのコーディリエラ地方を旅する。そこでのエドガーとの出会いが転機となり、EDAYAを結成。2012年3月、東京大学大学院医学系研究科人類生態学教室卒業。

●エドガー・バナサン
先住民カリンガ族。この地方で伝統的に用いられてきた材料の1つ「竹」を軸に活動する工芸家であり、竹楽器を得意とする音楽家でもある。EDAYAとして、熱意をもって、コーディリエラをはじめとする、失われつつある無形文化遺産を守るべく活動していきたいと考えている。