12月21日(金)に『ヴィダル・サスーン』のDVDがリリースが決定しました。その発売を記念し、女優や人気モデル、タレントたちからの指名が殺到し、“マチャルメイク”でカリスマ的人気を獲得し続けるヘア&メイクアップアーティスト、濱田マサルさんがトークゲストとして登場! 会場のお客様とのQ&Aを交えながら、“女性が輝き、美しくなるヒント”を教えていただきます!
ゲスト:濱田マサルさん(ヘア&メイクアップアーティスト)
「どんな斬新なスタイルを作っても、すでにヴィダル・サスーンがやってるんだ」
60年代、ロンドン。ポップで軽やかなファッションが世界を席巻した。1950~60年 代、イギリスの首都ロンドンを舞台に誕生した文化、スウィンギング・ロンドン。ミニスカートのマリー・クワントとともにファッションシーンを牽引したヘア・スタイリストが、ヴィダル・サスーンだ。サスーンのサロンには多くのモデルや女優、著名人が集った。ミニスカートの女王ツィギー、数々のファッション誌の表紙を飾ったトップモデル、ジーン・シュリンプトン・・・彼女たちを魅了したものは一体何だったのか?これまでの、スプレーで固めた窮屈なヘアスタイルではなく、「ウォッシュ&ゴー」(=洗ったまま何もしなくても出かけられる)と称されるスタイリングは、女性のヘアだけでなく、生き方をも自由にした。彼の斬新なヘアスタイルはVOGUEの表紙をかざり、ロマン・ポランスキー監督『ローズマリーの赤ちゃん』ではミア・ファローのヘアカットを担当するなど、ロンドンだけにとどまらず世界中に広まっていった。
孤児院から国際的セレブへと至る、波乱の人生を描いたドキュメンタリー
ロンドンの孤児院で育ち、ユダヤ人排斥の波の中で戦争と貧困を生き抜き、国際的な名声をおさめるに至ったヴィダル・サスーン。髪を盛り、オカマ式ドライヤーでセットし、スプレーでセットするという旧態依然とした美容界に断固たる信念を持って抵抗し、常に新しい変化を求め、やがて美容界のみならず当時のファッション、カルチャーへと変革を与え、時代そのものをクリエイトしていった。渡米、実業家としての成功。今なお影響を与え続ける「ハサミ一つで世界のファッションを変えた男」の軌跡を、VOGUEのグレイス・コディントンは「えり足をカットした時に感触で分かったわ。 “終わったよ 頭を振って”…忘れられないわ」と語り、盟友マリー・クワントは「女性の髪を変えたのはあなただわ」と語った。