録音技術の発明は当初権力者達の政治的補完物として発明されたが、その意図に反し音楽の画一的な大量生産、大量消費という経済的な記号へと変わる。レコードは音楽と貨幣の関係を鮮明にしたが、インターネットの普及により、反復だけが残り浮遊する。youtubeの普及により映像も含めた反復物が一般生活への浸食は人々の価値観、あるいはもっと以前の潜在的感覚にどのように作用し、どのように表に出てくるのか?
歴史がありながら、分断されがちな音的アプローチと映像的アプローチの再挑戦を試みながらその疑問の検証に挑む。
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