音楽ドキュメンタリー映画を勝手に対バン形式で上映する好評の月例企画。第4回は「秋の妄動ビッグバンド対決!」と題して、日本の誇る鬼才・菊地成孔+DCPRGと、土星から来たジャズ伝道師サン・ラー&ヒズ・アーケストラが時空を超えて共演します!
2010年、DCPRG再結成後のライブ映像+菊地成孔インタビューを中心とする冨永昌敬監督『ALTER WAR IN TOKYO』は、なんとこれが東京初公開! これを見逃す手はない! 対するは、金のマスクを被り、謎めいた衣装でアヴァンギャルド・ジャズ・ビッグバンド「アーケストラ」を率いてきたサン・ラーが、音楽とともに宇宙的哲学のメッセージを説きまくる『サン・ラー/ジョイフル・ノイズ』! 上映後には、なんと菊地成孔本人がファクトリーに来場! ぶっちゃけトークが展開される予定です。 ミュージシャンってやつは、どうしてこんなに魅力的なのだろうか!
◆上映作品:
『ALTER WAR IN TOKYO DCPRG 2010/10/09~2011/06/06 ライブドキュメント』(2011年/日本/92分)
『ジョイフル・ノイズ』(1980年/アメリカ/60分/スタンダード/カラー)
◆トーク出演:
菊地成孔(音楽家/文筆家)、冨永昌敬(映画監督)、須川才蔵。
(2011年/日本/92分)
取材・構成:冨永昌敬/甲斐田祐輔
出演: DCPRG:菊地成孔(cond.& key)、坪口昌恭(key)、丈青(key)、大村孝佳(g)、アリガス(b)、千住宗臣(ds)、田中教順(ds)、大儀見元(perc)、津上研太 (sax)、高井汐人(sax)、類家心平(tp) 他
(1980年/アメリカ/60分/スタンダード/カラー)
製作・監督・編集:ロバート・マッジ
出演:サン・ラー・アンド・ヒズ・オーケストラ
ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。「一個人にその全仕事をフォローするのは不可能」と言われる程の驚異的な多作家でありながら、総ての仕事に一貫する高い実験性と大衆性、独特のエロティシズムと異形のインテリジェンスによって性別、年齢、国籍を越えた高い支持を集めつづけている、現代の東京を代表するディレッタント。2010年、世界で初めて10年間分の全仕事をUSBメモリに収録した、音楽家としての全集「闘争エチカ」を発表し、2011年には邦人としては初のインパルスレーベルとの契約を結び、DCPRG名義で「Alter War In Tokyo」をリリース。主著はエッセイ集「スペインの宇宙食」(小学館)マイルス・デイヴィスの研究書「M/D~マイルス・デューイ・デイヴィス3世研究(河出新書/大谷能生と共著)」等。最新アルバムはDCPRG「SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA
(impulse!)
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