日時
上映中~11月12日(木)
料金
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000
上映中~11月12日(木)
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000
伝説のロックバンド「オアシス」のフロントマン、リアム・ギャラガー。数々のヒット曲を連発し、90年代を代表するアーティストとして世界に名を馳せる。しかし、リアムは破天荒かつスキャンダラスな行動でメディアから度々バッシングを受けていた。そして兄ノエルとの確執が表面化し、ついにバンドは解散状態となる。さらに追い打ちをかけるように離婚訴訟問題が勃発。新たに結成したバンド「ビーディ・アイ」もうまくいかず、自然消滅してしまう。失意の中、自らの力だけで音楽の世界を生き抜くことを決意したリアムは自身の音楽人生を賭け、ソロデビューアルバム「アズ・ユー・ワー」を発表する―。
オアシス解散の瞬間を捉えた衝撃的な映像から始まり、圧倒的なライブ映像を織り交ぜながら初めて明かされる家族と兄ノエルへの想い。元オアシスのギタリストのポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ、母ペギー、長兄ポール、息子ジーンとレノン、そしてパートナーのデビー・グワイサーら身近な関係者の貴重な証言から人間リアム・ギャラガーの素顔が浮かび上がってくる―。
世界のロックシーンを牽引する“ 最後のロックンロール・スター”リアム・ギャラガーの成功、挫折、苦悩、そして再起を賭けた感動的な復活劇を10年にわたり撮影した革新的なドキュメンタリー映画が遂に日本上陸!!
2009年、イギリス、そして世界を牽引してきたロックバンド「オアシス」が突然解散した。観客で超満員となったパリでのライブに彼らは姿を現さず、主催者からノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーが激しい口論の末、ライブが中止になったと伝えられた。翌日、オアシスの公式サイトでノエルが脱退を発表。20年の歴史に終止符を打ったのだ。
オアシスとして共に歩んできたノエルとリアム。この事件に最もショックを受けたのは「オアシスを一生続ける気でいた」と語るリアムだ。解散から10年間、彼らは一度も顔を合わせることなくそれぞれの道を歩んできた。「もう俺には何もない。何をすればいいんだ?」
リアムは、それでも音楽しかないと考え、バンド名を変えて活動を再開する。「ビーディ・アイ」の誕生だ。リアムは無我夢中でライブに奔走する。まるでオアシスを無かったことにするかのように。しかし、注目は集まるもののうまく軌道に乗らない新バンドに苛立ちを覚え始めていた。そんなリアムを他所にノエルはソロで活動し、オアシスの楽曲を自分のものとしてライブで披露していた。リアムはますます焦燥感にかられる中、自身が立ち上げたファッションブランド「プリティグリーン」の派手なパーティを開く。ファッション業界で名前の通っていないリアムは「誰ですか?」と聞かれ自虐的に「もう俺にもクソ分からない。俺が誰なのか」と答えるのだった。
セカンド・アルバムを発売後、不運な事故も続き、ビーディ・アイは空中分解。実質の解散となる。リアムは心のどこかでオアシスとビーディ・アイを比較し続けていた。「必要とされている気がしない」と弱音を吐く彼に追い打ちをかけるように離婚訴訟問題が勃発し、私生活も不安定な状況へと転落する。
ここにきてリアムは、すべてを断ち切ってリセットする必要があると感じ、音楽からも距離を置く決意をする。「リアムは受け入れがたかった人生初の挫折を感じていた」長兄ポール・ギャラガーは語る。そこからリアムはどん底へと落ち続ける。酒に溺れ、家族との関係もさらに悪化。SNSにすべてをまき散らすように兄への怒りと悲しみをツイートし続けた。その様子はすべてメディアに取り上げられた。そんな状況のリアムの元に現れたのが、パートナーとなるデビー・グワイサーだ。「あなたは人殺しをしたわけじゃない。吹っ切って音楽に戻るのよ」この言葉をきっかけにリアムは再び音楽に光を見始める。
2015年、リアムはアイルランドのチャールズタウンで一軒のパブに寄る。そこで誰かが渡してきたギターを手に、飲んだ勢いで書き溜めていた曲を歌い始めた。すると、居合わせた客が携帯で写真や動画を撮影し始める。「目が覚めたらお前が言った。昨日を追うに値する愛なんかない」と「ボールド」を歌うリアムの姿がネットで拡散された。これをきっかけに、彼らはワーナー・ブラザース・レコードU K へと曲を持ち込むとすぐに契約へとこぎつける。契約の内容はソロ名義でのアルバム制作だった。
リアム・ギャラガーは初めて“自分だけの音楽”と向き合い、最後の賭けへと打って出る―。
『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』(2019年/89分/イギリス/カラースコープ/原題:LIAM GALLAGHER:AS IT WAS)
監督:チャーリー・ライトニング、ギャヴィン・フィッツジェラルド
製作:スティーヴン・ラッピン
編集:ニック・J・ウェブ
ライン・プロデューサー:ジェームズ・ロバーツ
撮影監督:JJ.ロルフ
出演:リアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガー、ポール・ギャラガー、ペギー・ギャラガー、デビー・グワイザー、レノン・ギャラガー、ジーン・ギャラガー
日本語字幕:石田泰子
字幕監修:粉川しの
配給:ポニーキャニオン
宣伝:スキップ
編集:奥村裕則、加勢恵理子(スキップ)
デザイン:岡部玄太郎(D.D.WAVE JAPAN)