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花と雨 

3月6日(金)~3月12日(木)

©2019「花と雨」製作委員会

日時

3月6日(金)~3月12日(木)

料金

一般¥1,800/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000

詳細 DETAIL

第32回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門正式出品作品、一週間限定上映!

偽りの自分から抜け出せ。

数々のアーティストに影響を与えたヒップホップアーティスト〈SEEDA〉伝説のアルバム「花と雨」からインスパイアされた 
儚くも、激しく美しいリアルユースムービーが誕生。

独自の感性でその最先端を走り続けてきたアーティスト・SEEDAが2006年に発表し、多くのアーティストに影響を与えた日本のHIP HOPにおける伝説的アルバム「花と雨」を原案に、彼の自伝的なエピソードも交え、「現実と理想」「生と死」「アイデンティティの探求」など様々なテーマを通じて、“何者かになりたい”一人の青年が葛藤しながら成長する姿を描く。

本作の監督は、ミュージック・クリップやCMで数々の受賞歴を持ち、多くのアーティストのMVを手掛ける、映像ディレクター土屋貴史。長編映画初監督作とは思えない、その計算し尽くされた抒情的な映像美、独特のリズム、大胆なカメラワークなど新しい映画作家が誕生した。
主演・笠松将の演技は、主人公・吉田の静かな怒りや渇望感と奇跡的なシンクロを見せ、観客に忘れられないインパクトをもたらす。向こう意気の強さと脆い雰囲気を兼ね備え、役への熱量と圧倒的なパフォーマンスで、観る者たちの心を揺さぶる。本作以降も出演作が多数控えており、今後の活躍も大いに期待される俳優である。

【STORY】

ロンドンで幼少期を過ごした吉田は、閉塞的な日本社会や学校の空気に馴染めないまま有名私立高校に通っていた。ある日、学校の外で偶然出会ったヒップホップ。
日本に帰ってきて初めて自分を表現できる場所と仲間を見つけて、身も心もヒップホップにのめり込んでいった。唯一の理解者である姉との約束を胸に、成功を目指してラッパーとしてのスキルに磨きをかける吉田だったが、ストリートでは仲間とドラッグディールに手を染めるようになっていく。ようやくデビューにこぎつけるものの、CDは思うように売れず、業界人からは裏切られ、ラップバトルでは因縁の相手に敗北。心の底から自分の居場所だと思えたヒップホップの世界で、現実の壁にぶつかることとなった吉田は、ただのドラッグディーラーとしての無為な日々を送るようになっていく。
やがて、目の前の現実から逃げ続ける吉田を襲う仲間の逮捕、自身の逮捕、そして追い打ちをかけるように、ある悲劇が訪れる。絶望の果てで、吉田はラッパーとして、一人の人間として、もう一度立ち上がろうとする―。

『花と雨』(2019年/日本・シネマスコープ/5.1ch/114分/PG12)
監督:土屋貴史
出演:笠松将、大西礼芳、岡本智礼、中村織央、光根恭平、花沢将人、MAX、サンディー海、木村圭作、紗羅マリー、西原誠吾、飯田基祐、つみきみほ、松尾貴史、高岡蒼佑
原案:SEEDA、吉田理美
脚本:堀江貴大・土屋貴史
音楽プロデューサー:SEEDA、CALUMECS
製作:藤田晋、中祖眞一郎
助監督:川松尚良
制作担当:大川裕紀
アシスタントプロデューサー:篠﨑めぐみ
制作プロダクション: P.I.C.S. 
配給:ファントム・フィルム