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ハード・コア

上映中~2月1日(金)

©2018「ハード・コア」製作委員会

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上映中~2月1日(金)

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平成の奇書!伝説的コミックが遂に映画化!
家族なんていらねぇ。
俺たちは空だって飛べるんだ―。

謎のロボットが彼らの未来を変える―
不器用だけど真っ直ぐ生きる男たちの人生活劇。

ドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」(15)で絶妙なコンビネーションを見せ、「山田孝之のカンヌ映画祭」『映画 山田孝之3D』(17)の2本では、自由な映像表現で映画ファンを驚愕させた俳優の山田孝之と監督・山下敦弘。 そんな盟友コンビによる待望の劇映画となる本作は、90年代に漫画雑誌「グランドチャンピオン」で連載され、多くの読者の共感を呼んだ伝説のコミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」(作:狩撫麻礼、画:いましろたかし)の待望の映画化。10年前に本書を読んで「男たちの結末に泣いた」という山田と20年近く前に愛読していた山下監督は、初めて組んだ『BUNGO~ささやかな欲望~』(12)の撮影後にお互いが原作のファンであることを確認し、ともに映画化を夢みていたという。そんな念願の企画が、ふたりがそれを表現するのに相応しい年齢になったいま、最高の形で具現化。30年近く前の男たちの狂おしくも熱いドラマが、生身の人間に命を吹き込まれてスクリーンで蘇るときがきたのだ。

【STORY】

腐っているのは世の中なのか、俺たちなのか―

人間同士の交流が希薄になり、打算的な生き方をする人々が増えた現代日本。その都会の片隅で細々と生きる権藤右近(山田孝之)は、あまりにも純粋で、信念を曲げることが出来ず、世間に馴染めないアウトロー。弱者を見下し利用しようとする世間に対して、間違いを正そうとする信念を暴力に変えてきた彼は、仕事も居場所もなくしてきた。 あるハロウィンの夜、カラオケバーで仮装し、バカ騒ぎする若者たちを横目に、酒を飲みながらイライラを募らせていた右近だったが、ついに爆発。きっかけは、隣りで「バカみたい…」と漏らしながらひとり飲んでいたOL風の女性(松たか子)が若者たちに誘われるままカラオケで熱唱し、男からのキスを躊躇することなく受け入れてしまったことだった。右近は、男の頭に激しい頭突きを放ち、店内は大騒ぎに。そのまま爆睡してしまった右近が目を覚ますと、虚ろな目に飛び込んできたのは、商社マンの弟・左近(佐藤 健)が、代金を払いながら「悪いけど、もうこの店には…」と注意されている光景だった―。

『ハード・コア』
(2018年/日本/アメリカン・ビスタ/124分/R15+)
監督:山下敦弘
原作:狩撫麻礼、いましろたかし
脚本:向井康介
出演:山田孝之、佐藤健、荒川良々、石橋けい
配給:KADOKAWA