チェコアニメの上映とトークのイベント
「This is チェコアニメ!~チェコアニメのすべてを語る会~」の公開を記念しまして、
チェコのアニメと絵本の展示会を開催します!
展示しますのは、“チェコアニメ最後の巨匠”イジー・バルタ監督の
長編人形アニメ「屋根裏のポムネンカ」の企画段階のデザイン画。
バルタ監督が自ら描いたデザインは、作品の世界観がたっぷり伝わってきます。
そして、1970年代に活躍したチェコの人気絵本作家ヴォイチェフ・クヴァシュタ
の入手困難な“飛び出す絵本”と“色彩の魔術師”と言われたチェコの「最も美しい絵本賞」を
何度も受賞したヨゼフ・パレチェクのリトグラフも1点展示します。
日本にはないチェコの深く鮮やかな風合いが伝わる展示です。
”チェコアニメ最後の巨匠”
イジー・バルタ監督の長編人形アニメ。
屋根裏で忘れ去られたおもちゃたちが繰り広げる冒険ファンタジー。
人形制作する前にバルタ監督が描いた物語のイメージのデッサンです。
この世界観をもとに「屋根裏のポムネンカ」は作り出されました。
10月13日の「This is チェコアニメ!」で上映。
ご予約はこちらから。
共産主義時代に活躍した絵本作家ヴォイチェフ・クヴァシュタのポップアップ絵本。
1970年代に作られ現在は絶版となっています。当時のチェコスロヴァキア政府
が外貨の獲得のため、世界中に輸出したもので、言語は様々です。
その色彩の優しさは、「シンデレラ」や「白雪姫」などの名作童話の世界観を見事に
表現しています。子供のころ、誰もが想像したおとぎの国の世界がここにあります。
絵本「ちびとらちゃん」や「かばのティリーネック」の作者ヨゼフ・パレチェクは、
チェコを代表する絵本作家であるとともに画家としてもヨーロッパ有数の作家です。
彼の描く絵本は“世界一美しい”と言われるほど、色彩が豊かで温かく、
赤、青、黄色、どんな原色も深く、そして鮮やかに魅せます。
彼の絵の中には、たくさんのドラマがあり、時間を忘れて魅入ってしまいます。