映画『フォスター卿の建築術』 「宇宙船型」アップル本社新社屋(Apple Campus2 Project)でも話題のノーマン・フォスターのドキュメンタリー

ベルリン国際映画祭2010 ベルリナーレ・スペシャル部門正式招待 サン・セバスティアン国際映画祭2010 ヨーロッパ映画部門観客賞受賞 ドックヴィル国際ドキュメンタリー映画祭2010 最優秀ドキュメンタリー賞受賞

予告編

モダニズムのモーツァルトと呼ばれたマスターアーキテクトの建築人生

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◆映像特典◆ノーマン・フォスター アウトテイクインタビュー、予告編

(ディスク枚数:1枚/言語:英語/字幕:日本語/時間:本編76分+特典映像)

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Who is ノーマン・フォスター? アップル新社屋を設計?爵位を持った貴族?大企業の経営者? はい、全て当てはまるイギリスを代表する建築家です。

ロンドンをガラスの都市に変えた男

イギリスに"モダニズムのモーツァルト"と評される建築家がいることを知っているだろうか。ロンドンを訪れたことがある人なら、ノーマン・フォスター卿の設計した圧倒的に優雅な建築物をいくつも目にしているはずだ。大英博物館グレート・コート、ミレニアム・ブリッジ、スイス・リ本社(通称ガーキン)、ロンドン市庁舎など。その活躍はイギリス国内に留まらず、世界中で多くのプロジェクトを手がけ、国際的な評価を受けている。

現在78歳のフォスター卿はノートと鉛筆を携え地球を飛びまわる。ロンドンを中心に世界20か国以上の拠点を設け、70年代から建築界の最前線を走ってきた。イギリスのマンチェスターで生まれ、モダニズム全盛のアメリカで建築を学んだ後、設計事務所を設立。鉄とガラスを多用し構造体を外部に露出させたハイテク建築で独自のスタイルを確立。その建築は革新性と洗練を兼ね備え、リチャード・ロジャース、レンゾ・ピアノと並ぶハイテク建築の御三家の一人として世界に名を広め、エリザベス女王より貴族爵位を与えられる。

バックミンスター・フラーとの会話、リチャード・ロジャースやリチャード・ロング、蔡國強、U2ボノへのインタビュー、そして数多くの建築作品を通しフォスター卿のデザイン哲学が垣間見られる。「私は建築家として働きながら、空を飛ぶ感覚を味わっている。見事な自然を空から見つめ、長距離フライトの気分をエンジンなしで楽しむ。上昇気流に乗って宙に浮く感覚を建築で味わうんだ」パイロットになることを夢み、そして実際に操縦免許を取得したフォスター卿はそう語る。空を飛ぶように美しいスケッチを描くフォスター卿にとって、描くことは考えることだ。そしてその先にまだ見ぬ未来が待っている。

監督:ノルベルト・ロペス・アマド&カルロス・カルカス
出演:ノーマン・フォスター、バックミンスター・フラー、リチャード・ロジャース、リチャード・ロング、ボノ、蔡國強、他 (英/2010年/76分)

スイス・リ本社(通称ガーキン)
スイス・リ本社(通称ガーキン)
ミレニアム・ブリッジ
ミレニアム・ブリッジ
フォスター卿にとって、描くことは考えること
フォスター卿にとって、描くことは考えること

ノーマン・フォスター

1935年、マンチェスター生まれ。マンチェスター大学で建築・都市計画を学ぶ。1961年に卒業し、奨学金を得てイェール大学に入り、建築学の修士号を取得する。大学卒業後、バックミンスター・フラーに師事。その後1963年、チーム4を共同で立ち上げ、1967年にフォスター・アソシエイツを設立、のちにフォスター+パートナーズとなる。1999年、プリツカー賞受賞。2002年、高松宮殿下記念世界文化賞受賞。1990年、英国女王より騎士爵の称号を与えられた。1997年、メリット勲章。1999年には、テムズバンクのフォスター男爵という一代貴族の肩書きを得た。

【主な受賞歴】RIBAゴールドメダル(1983)/AIAゴールドメダル(1994)/プリツカー賞(1999)/高松宮殿下記念世界文化賞(2002)/スターリング賞(2004)/アストゥリアス皇太子賞芸術部門(2009)

ノーマン・フォスター(Norman Foster)