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DAMAGE FORUM 2|LIVE:Evil Moisture(アンディ・ボリュス)、Hair Stylistics(中原昌也)、rokapenis

詳細 DETAIL

小さな映画館の暗闇から目と耳を頼りに何処か遠くへのトリップを試みる、
一時間一本勝負のビジュアルとサウンドのライブ・コラージュ実験上映!

 エヴィル・モイスチャー(Evil Moisture)名義で90年代初頭より多くのカセット/CD/レコード作品をリリースする傍らで、そのビジュアル版ともいえるコラージュ作品やペインティング作品を発表し続けてきたパリ在住のイギリス人アーティスト、アンディ・ボリュス。そして、ヘア・スタイリスティックス(Hair Stylistics)名義での音楽活動や作家としての執筆はもとより、近年はペインティング作品の制作にも精力的に取り組んでいる中原昌也。ともに視覚表現と音楽の分野で並行して活動を展開する二人が作った映像やグラフィック作品を、VJのロカペニスがリアルタイムで編集&プロジェクション。そこへ、ボリュスと中原の両者がライブで音を重ねていくという試み。暗闇から始まるこの約一時間の小旅行にぜひご参加ください。(ただし行き先は未定!)

演奏・映像制作

Evil Moisture(アンディ・ボリュス)

Hair Stylistics(中原昌也)

VJ・映写

rokapenis


▼2015年に開催された「DAMAGE FORUM」のダイジェスト映像

アンディ・ボリュス|Andy Bolus

 2000年初頭よりパリ近郊在住のイギリス人アーティスト。イギリスのレスターでファインアートを学び、映画と絵画を専攻。ロンドン移住後はイーリング区のLondon Film & TV Schoolでアニメーション・アシスタントとして勤務。彼の絵画作品、ビデオ作品、コラージュ作品は(自費出版の他にも)ル・デルニエ・クリ(Le Dernier Cri)などから発表されている。2005年には大阪でEYヨとRudolf Eb:erとのグループ展を、2009年には東京・高円寺で個展を行った。また2014年には、彼と同じく音楽とビジュアル・アートの分野の双方で活動するデンマークのアーティストZven Balslevとのコラボレーションを行い、コペンハーゲンのギャラリーで複数の展覧会を開催、二冊の作品集を出版している。

 1990年頃より、ヴィジュアル・コラージュ作品の制作と並行し、Evil Moisture名義でカセット、CD、レコードを多数リリースする。近年はPituitary Hunter、Ghost Milkers、Punctured Floating Head、Scare Creem、Convulsing Werewolf etc…といった変名サイドプロジェクトによる作品を、自身のサブレーベル「School Of Meat Cutting」「Royal Sperm」やウェブ・ラジオ「Imperial Sperm」より(2016年までに50タイトル以上!)発表している。また、これまでに映画や音楽についてのテキストを「Bananafish」「E.S.T」「WOOF!」「Headpress」といった雑誌に寄稿しており、現在は自身の夢に関する論考の出版を計画している。

 彼は90年代初頭より、サーキットベンディングやオリジナル電子楽器の制作を行っており、回路の混乱、非リズミックな音を同期させる異常な方法、磁気テープとエレクトロニクスなどを用いたある種のLo-Fi版ミュージック・コンクレートを作り出す。また、Ghost Ditector(幽霊探知機)、光テルミン、ノイジーなシンセなどを制作するワークショップを定期的に開催している。

Label:
http://evilmoisture.free.fr
Visual work:
http://schoolofmeatcutting.free.fr
Discography:
http://www.discogs.com/artist/75301-Evil-Moisture
https://www.discogs.com/label/1035627-Royal-Sperm

ヘア・スタイリスティックス|Hair Stylistics

 作家・ミュージシャンの中原昌也が2000年代初頭より継続する音楽プロジェクト。かつて暴力温泉芸者名義でメジャーとアンダーグラウンドの垣根を度外視した活動を展開していた90年代の頃より、DJカルチャーとライブハウスのシーンを軽やかに横断しながらノイズ・電子音楽の演奏を続けてきた彼の足跡をたどれば、東京の音楽の現況というものがまるで地図にように浮かび上がり、その内容は常にアップデートされている。現在は自身のアートワークをジャケットに配した自主制作CDR作品を(discogsでさえ追いきれないスピードで)多数リリースしており、近年の作品群では直截的なまでに「今」をとらえようとする彼の最新の音を聞くことができる。

ロカペニス|rokapenis

 VJ/映像作家。2000年よりrokapenisとしてVJを始める。world’s end girlfriend /mouse on the keys/BLACK SMOKER RECORDS/ENDONの専属VJ。2017年はBLACKSMOKERとBerlin ATONALへの参加。Boris/ENDONとUSツアーを行う。継続して様々なバンドや音楽家とのコラボレーションやセッションを行い続ける。またミュージックビデオも作成し続けている。ダンスカンパニーANTIBODIES Collectiveに映像作家として参加。

★イベント当日のお昼にはアンディ・ボリュス(Evil Moisture)によるサーキット・ベンディングのワークショップあり! 詳細はこちらから

★会場併設の展示スペース「UPLINK GALLERY」にてアンディ・ボリュス&小鳥こたお二人展「ガングロ牧場」を開催! 詳細はこちらから