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映画『サウンド・オブ・レボリューション~グリーンランドの夜明け』上映 + Nanook(ナヌーク)アコースティック・ライブ

詳細 DETAIL

70年代、グリーンランド自治権獲得運動は、1つのロック・バンドから始った!音楽は人々の声を代弁できるのか、そして社会を動かすことが出来るのか。力溢れる音楽に彩られた珠玉のドキュメンタリー。

 1970年代、グリーンランドの自治権獲得に大きく貢献したロックバンドがあった。彼らの名前はスミ(Sumé)。「彼らが歌いだした時は、本当にビックリしたわ、グリーンランド語で歌っているのですもの!」 スミの出現は、多くのグリーンランド人にとっては、大変な衝撃だった。当時デンマークの統治下にあったグリーンランドにおいて、デンマーク人にどう見られているかということはグリーンランド人にとっては非常に重要な問題だったのだ。しかし時は70年代、時代は解放と自由をもとめていた。スミのレコードは爆発的なヒットとなり当時のグリーンランド人の人口の20%がこのアルバムを購入したと言われている。スミの解散から数年後の79年5月、グリーンランドに自治政府が発足する。音楽は人々の声を代弁できるのか、そして社会を動かすことが出来るのか。力溢れる音楽に彩られた珠玉のドキュメンタリー。現在グリーンランドで、もっとも人気があり彼らの後継者と言われているロック・バンド、ナヌークのメンバーも出演している。

★チケットはこちら(MUSIC PLANTのホームページ)からご購入いただけます 

上映作品

『サウンド・オブ・レボリューション~グリーンランドの夜明け』


(2014年/グリーンランド/デンマーク語&グリーンランド語/日本語字幕/71分)

監督:Inuk Silis Høegh 制作:Ánorâk Film
出演:Malik Høegh(Sume), Per Berthelsen (Sume)、Emil Larsen (Sume), Hjalmar Dahl (Sume), Hans Fleischer (Sume), SakioNielsen (Sume), Christian & Frederik Elsner (Nanook)
企画:THE MUSIC PLANT
協力:トーキョーノーザンライツフェスティバル実行委員会


ライブ出演

クリスチャン&フレデリック・エルスナー(ナヌーク)

ナヌーク(NANOOK)─── グリーンランドで最も人気のあるバンド。SUMÉと同じくグリーンランド語で歌う。当映画ではエンディング近くでSUMÉの意志を引き継ぐバンドとして登場。SUMÉの曲を歌う。今回はバンドのフロントであるクリスチャンとフレデリックのエルスナー兄弟のデュオで来日。THE MUSIC PLANT20周年記念コンサートに出演する他、10/5に発売になるベスト盤のプロモーションを行う。2017年2月バンドで来日することが決定。


スミ(Sumé)

1973年にレコードデビューしたグリーンランド語で歌う初めてのロックバンド。社会的なメッセージに溢れる音楽は、当時グリーンランドで大きなヒットを記録した。バンドは北欧エリアをツアーし、プロコルハルムの前座に声がかかるほどの人気を得たが、まだ学生であったメンバーは学業に専念し母国に帰国する道を選び、3枚のアルバムを残して解散。88年に再結成してからは70年代に作られた楽曲を最録音し発表している。変拍子を駆使した独創的な楽曲は、(日本では)プログレッシブ・ロックのリスナーにも高く評価されている。