イベント EVENT

『バクシーシ山下の社会科見学』第五回 「イケナイことはイケナイ」 ゲスト:高橋源一郎(小説家、『あ・だ・る・と』『恋する原発』作者)

詳細 DETAIL

トーク付き上映がまたしても即刻完売!!
今回も多数のご要望にお応えして追加上映決定!!

上映後、バクシーシ山下監督によるトークでは特別新企画「知られざるAV偉人伝」始動!

●日時:2014/12/21(日) 15:15開場/15:30上映開始
●上映作品:『マジギレの女 真木いずみ』+『18歳 中退してから』

●料金:¥1,800
●ゲスト:バクシーシ山下
※追加上映にはゲストトークはございません。
上映後、バクシーシ山下監督による作品解説と、新企画「知られざるAV偉人伝 file-1=スカトロ議長」を開催!

AV界の鬼才、バクシーシ山下監督のレアドキュメントAV上映&トークイベント第五弾!!
ゲストには、アダルトビデオについての造詣が深く、バクシーシ山下と旧知の仲でもある作家、高橋源一郎がついに登場!

アダルトビデオを通して社会を見つめ捉えた観察記録
これまで“過激”“奇抜”“ヌケない”AVとして評価されてきたバクシーシ山下の特異なスタイルは、映像に限らず様々なジャンルの表現者に影響を与えてきた。
このイベントはバクシーシ山下のドキュメントAVを、従来の枠組みを越えて、その作品群に通底する“社会的”あるいは“人類学的”な映像記録としての側面にスポットを当てる。
冷めた目で、眺めるように対象をとらえるバクシーシ山下の眼を通して、私たちの身近にありながらも見ることのできない人々や世界を「社会科見学」する試み。

第五弾となる今回、トークゲストにはアダルトビデオ制作の現場取材に基づいた小説『あ・だ・る・と』(99)や、震災後間もなく発表され話題を呼んだ『恋する原発』(11)など、アダルトビデオを題材とし、その世界をダイナミックに文学へと昇華させる作家、高橋源一郎氏を招き、自作のモチーフとなったアダルトビデオの「リアルを超えたリアル」な世界を、旧知の仲であり、彼の作品に多くのモチーフを提供しているバクシーシ山下と語る。

【上映作品】


『マジギレの女 真木いずみ』(1998年/h.m.p)
飯島愛に憧れてAVの世界へと足を踏み入れ、単体女優として活躍していた真木いずみ。女優としての可能性を広げるべく「めちゃくちゃな事をしてみたい」という彼女が出会う、予測不可能な人々。人間ポンプ男に怯える男優志願の素人、才能ゼロのAV監督、野球中継に夢中の外国人監督、ヤリ過ぎSM調教師などの一方的な要求にも耐え、健気に仕事をこなす彼女に待ち受けていた意外な結末とは……。
ご鑑賞にあたって、永沢光雄『AV女優2 おんなのこ』(文春文庫)、「真木いずみ」の章をお読み頂くと、上映作品をより深く楽しめるかもしれません。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167493039/
※18歳未満の方はご覧いただけません。


『18歳 中退してから』(1995年/V&R/1パート抜粋)
1995年、1月17日、阪神淡路大震災によって関西地方は壊滅的な被害を受ける。現地に住んでいた男優の消息を確かめるべく、バクシーシ山下は急遽神戸へと向かった……、AVギャルを連れて……。18歳、幼さと大人の世界への憧れを隠さない彼女は、ド派手は服に身を包み、インタビューの最中も携帯電話に応答し、眼を離すとパラパラを踊っている。報道のようにパッケージング化することなく、震災後の状況を淡々と映すそのカメラは、ガレキを歩くパラパラ女の背中に何を見るのか。
※18歳未満の方はご覧いただけません。


【ゲスト】


高橋源一郎(小説家、『あ・だ・る・と』『恋する原発』作者)