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ドキュメンタリー映画『木田さんと原発、そして日本』上映会

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東日本大震災・福島第一原発事故により、これまでの生活を奪われた木田節子さん。分断されていく故郷を思い、この苦しみを福島で終わりにさせようと声を上げ続ける彼女の姿に、同時代を生きる“私たち”は何を思い、どう生きるのか?

★上映終了後に木田節子さんと早川監督によるトークショーあり

▼上映作品

『木田さんと原発、そして日本』
(2012年/30分) 監督:早川由美子

震災前、福島県双葉郡富岡町で暮らしていた木田節子さん。原発に近い場所に家を建てた当時のこと、原発関連企業で働く息子のこと、震災を機に変わった夫との関係、避難民になって思うこの「日本」という国について語る。これまで、“原発作業員の母”として取り上げられることの多かった木田さんだが、このインタビューではむしろ夫との関係の変化に着目。家に閉じこもっていた木田さんが、外に出て声を上げ始めるまでの過程が清々しい!

『木田さんと原発、そして日本 2 ~選挙~』
(2013年/34分) 監督:早川由美子

2013年7月21日の、参議院議員選挙に立候補した木田さん。国政選挙へかける思い、そして東京・銀座での選挙活動をカメラは追う。“反原発”を掲げて立候補した彼女が直面する出来事は、まさに日本社会の縮図。“妻”が選挙に出る、“高卒”が政治家を目指す、“原発難民”とは名乗らせないマスメディア… 原発を支えてきた日本社会のありようが、声を上げようと立ち上がった木田さんの前に立ちはだかる。