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オール・ピスト東京 2013<上映プログラム:アジア・セレクション①>上映作品:『エンジェル・アット・ザ・ダンプ』『ビヨンド・ザ・ウォール』『KEDI』

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アジア・セレクション①
アジアからの新しい波を紹介する

毎年、オール・ピスト東京は公募を通じて若く新しい才能を発掘し、フェスティヴァルでの上映により世の中に送り出している。アジアで制作された映像に焦点をあてたプログラム。

▼上映作品①
『エンジェル・アット・ザ・ダンプ』(日本/2012年/4分/日本語)

監督:UMMMI. 

UMMMIはフィクションとドキュメンタリーを混ぜ合わせてインスタレーションや映画を制作する映画作家/アーティストである。彼女はジェンダー、性が個人史と絡んでの主題をとりあげる。彼女のドキュフィクションは現実/非現実、個人/社会の境界を曖昧にする手法であり、「エンジェル・アット・ザ・ダンプ」は彼女自身と彼女の祖母、両者の経験に基づいている。それは実在するかもしれない誰かを片方が探す一方で、もう片方が実在するかもしれない天使に遭遇するというものだ。

▼上映作品②
『ビヨンド・ザ・ウォール』(韓国/2013年/15分/韓国語)※日本語字幕

監督:ソン・ボ・ミ

ソウルを舞台に、ZACPOTに続くこの映画はストリート・アーティストと彼の創作過程を描く。アーティストの作品と、彼とストリートとの関係は、グルーバルな都市としてのソウルの肖像画になる。

▼上映作品③
『KEDI』(トルコ/30分/トルコ語)※日本語字幕

監督:ステファン・ニューバーガー

KEDIはいわゆる「美しい死体」、ダダの伝統に則った実験的なドキュメンタリーである。イスタンブールの幾人かの人々のポートレートが描かれるなか、猫の暮らしについてのフィクションが形成される。


オールピスト東京とは━

パリの文化複合施設、ポンピドゥーセンターが2006年より毎年冬に開催しているアートイベントも日本で開催されるようになってから3年目を迎えます。フランスのスキー競技で“枠にとらわれず自由に雪山を滑走する”種目を意味する『HORS PISTES(オール・ピスト)』と題されたこのイベントは、普段鑑賞の機会が少ない短・中編映像作品の紹介を中心に、アーティストによるワークショップ、 シンポジウムの開催などを通して、表現の多種多様性を知覚・共有する新しいタイプの複合的なコミュニケーションプログラムです。パリ本国での昨年度および本年度の上映作品からの特別にセレクトした作品群に加え、アジアで制作された映像に焦点をあてた日本のアーティストの作品を織り交ぜたオリジナル上映プログラム とシンポジウム、そしてフランスよりアーティストが来日してのワークショップ開催。ここ東京とパリから、表現の領域を豊かに広げゆく、あらたなチャレンジがスタートします。

公式サイト(日本語)http://www.horspistestokyo.com/ja
公式サイト(英語) http://www.horspistestokyo.com/